フルモデルチェンジを受けた新型セレナ(C27型)は、先行して2.0Lガソリンエンジンモデルが発売されており、1.4L e-POWERは2023年4月の発売となる見込み。販売店では、ガソリン車はもちろん、e-POWER車についても予約受注を受け付けている。
東京オートサロン2023では、「SERENA AUTECH CUSTOMIZED」と「SERENA Highway STAR ACCESSORY CONCEPT」が出品された。
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新型セレナ、1.4L e-POWER搭載モデル4月発売見込み、3,198,800円~
当初、ガソリン車については「今冬」の発売が予告されていた。2WD車については2022年12月22日に発売されたが、4WD車が遅れることになった。注目のパワートレインである、新開発の1.4L e-POWER搭載モデルについては、アナウンスが無かったが、2023年4月の発売が見込まれる。
車両価格はガソリン車(2WD) 2,768,700円 ~ 3,733,400円、ガソリン車(4WD) 3,034,900円 ~ 3,933,600円、e-POWER車(2WD) 3,198,800円 ~ 4,798,200円に設定される。
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新型セレナへのフルモデルチェンジ、2022年11月28日実施
C28型となる新型セレナのフルモデルチェンジ発表は、2022年11月28日に行われた。
約6年ぶりのフルモデルチェンジにより、セレナは6代目となる。先代モデルC27型からの進化のポイントは、「電動パワートレイン」と「自動運転技術」にある。
シリーズ式ハイブリッドの「e-POWER」搭載モデルでは、発電エンジンが従来の1.2Lから、ロングストローク化による新開発1.4L(HR14DDe型)へ刷新される。
また、最上級グレードとして「LUXION(ルキシオン)」を設定し、これには「プロパイロット 2.0」を採用。高速道路のナビ連動ルート走行と、同一車線でのハンズオフ機能が、同時に提供される。なお、従来型「プロパイロット」については、全車標準装備となる。
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新型セレナ、1.4L e-POWER遅れる、低価格2.0Lガソリンが先行発売
C28型となる新型セレナは、二種類のパワートレインが用意される。なかでも2.0L ガソリンエンジン搭載モデルが先行販売されるスケジュールとなっており、2WDモデルが2022年12月22日に発売。4WDモデルは2023年春の発売日が予告されている。
シリーズ式ハイブリッドのe-POWER搭載モデルも少し遅れるが、2023年3月頃の発売が予想される。ただし、販売店でのオーダーについては、いずれのパワートレイン搭載車についても受付中となっている。
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新型セレナ、初搭載1.4L e-POWER
新型セレナ e-POWERに採用される1.4L e-POWERは、発電エンジンにHR14DDe型、走行モーターにEM57型が搭載される。2WDのみの設定で4WDは無し。HR14DDe型は、従来の1.2L HR12DE型から、シリンダー内径を変更せず、工程のみを100.0mmにまで延長させたロングストローク型となる。より正確な排気量は1.433Lとなる。通常時は効率性を重視した回転数で運転され、高負荷時には仕様上の最高出力が発生する5600rpm付近での運転で発電量が確保される。
新型セレナへ搭載されるe-POWERとしては、新型T33エクストレイルに搭載される1.5L VC-TURBO e-POWERも候補の一つとして考えられてきたが、これは実現しなかった。
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新型セレナはガソリン車の生産が先になりそう
2022年12月22日に先行して発売されるのが、ガソリン車の2WDモデル。先行発売の理由としては、サプライチェーンの問題が比較的少ないモデルであることも考えられる。従来型セレナからキャリーオーバーされたMR20DD型がメインユニットとなる。
マイルドハイブリッド版は廃止となり、コンベンショナル版がブラッシュアップされて、継続採用される。
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セレナがフルモデルチェンジへ、2022年11月28日発表
日産・セレナのフルモデルチェンジについて、11月28日の正式発表が予告された。先行発売されるのはガソリン車で、販売の主力となるe-POWER搭載車は2023年に入ってからの生産となる見込み。
フルモデルチェンジが目前に迫り、リークされたテスト車両がSNSでも多く報告されてきた。
C28型セレナからOEM提携関係が解消、スズキ・ランディ
2022年7月にはスズキ・ランディについてのOEM提携が解消となった。新型ランディは、提携先を日産からトヨタに変えて、新型ノアの車体供給を受けることでフルモデルチェンジが実施された。
新型セレナがリーク、特許庁の意匠登録画像が先行公開
新型「セレナ」<最新画像>などは、次のページ
新型セレナの発表前の段階から、特許庁で意匠登録された「新型セレナの画像14枚」が公開されていた。
今回のフルモデルチェンジで6代目C28型となる新型セレナであるが、実は車体の多くが従来型からキャリーオーバーされた、実質フルスキンチェンジに相当するという考え方もできる。
新型セレナと従来型を比較すると、外板パネルの多くの部分が刷新されている。やはり新型もパワートレイン選択肢の一つにe-POWERが採用されるということで、日産最新の電動車らしい顔付きとなった。もちろんフロント中央には、新しくなった日産エンブレムが設置される。前後ドアパネルにも新デザインが採用されていることからも、単なるマイナーチェンジではないと判断して良さそうだ。
一方で、サイドウィンドウについては、フロント、リア、リアクォーターとも従来型と共通設計である可能性がある。また、スライドドアのレールが配置されるサイドパネルのリア部分も従来型からのキャリーオーバーとなっていそうだ。

自動車リサーチ 記事リスト | |
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新型セレナ、フルモデルチェンジ「まとめ」と「リーク画像」
新型セレナのスケジュール
- 販売店では、ガソリン車とe-POWER車いずれも予約受注受付中
- 11月28日にフルモデルチェンジ発表
- ガソリン車2WDが2022年12月22日発売
- ガソリン車4WDが2023年春発売の予告
- e-POWER車は4月の発売見込み
新型セレナ 東京オートサロン2023 画像
SERENA Highway STAR ACCESSORY CONCEPT
新型セレナ 画像 2023年1月
新型セレナの特徴
- ホイールベース2870mmは従来比で10mm延長
- 標準モデル(V、XV)で5ナンバーサイズ維持
- ハイウェイスター、オーテック、ルキシオンは3ナンバー
- ガソリン車とe-POWER車を設定
- ガソリン車は、従来コンベンショナル2.0L NA採用で、マイルドハイブリッド廃止
- ガソリン車は、2WD/4WDの選択肢あり
- e-POWER車は、新開発1.4L NA(HR14DDe型)の発電エンジンが初導入となる
- e-POWER車は、2WDのみ
- 標準、ハイウェイスター、オーテック ガソリン車は、8人乗り仕様
- オーテック e-POWERとルキシオンは、7人乗り仕様
新型セレナ「LUXION」は最上級グレード
- 3ナンバー
- 2WDのみ
- e-POWER専用車
- プロパイロット2.0(ハンズオフ機能付き)標準装備
- 12.3インチ フル液晶メーター標準装備
- 統合型インターフェースディスプレイ標準装備
新型セレナ 先行発売 2.0Lガソリン車 価格表
グレード | 車両本体価格(円) | |
2WD | 4WD | |
X | 2,768,700 | 3,034,900 |
XV | 3,088,800 | 3,355,000 |
ハイウェイスター V | 3,269,200 | 3,535,400 |
AUTECH | 3,733,400 | 3,933,600 |
新型セレナ 1.4L e-POWER車 価格表
グレード | 車両本体価格(円) |
2WD | |
e-POWER X | 3,198,800 |
e-POWER XV | 3,499,100 |
e-POWER ハイウェイスター V | 3,686,100 |
e-POWER AUTECH | 4,150,300 |
e-POWER LUXION | 4,798,200 |
新型セレナ、プレスリリース公開画像 2022年11月
新型セレナ、特許庁意匠登録、画像全14枚
新型セレナ標準車
新型セレナ ハイウェイスター
新型セレナC28型、リーク画像、動画など
(Twitterの利用規約に従った引用をさせていただいております。)
走行テスト中の新型セレナ https://t.co/wuAfKJa4LO
— 自動車リサーチ (@car_research_) September 5, 2022
2022年年末~2023年初頭の発表が予想されるC28型次期セレナの先行開発車両 https://t.co/1En6JChpbq
— 自動車リサーチ (@car_research_) August 12, 2022
厚木にて#新型セレナ? pic.twitter.com/VEfh5jDjLb
— 庶民さんぽー@RollingStar☆彡 (@sf2_sample) July 29, 2022