【新着】日産セレナ フルモデルチェンジ予測2022年後半、次世代e-POWER搭載か

セレナ

セレナ e-POWER 東京モーターショー2017

  • 新開発e-POWER搭載の可能性
  • セレナのフルモデルチェンジは2022年後半予想
  • 日産ルノー共同開発、CMF-C/Dプラットフォーム
  • 全幅拡大で全車3ナンバーの可能性
  • セレナの弟分、コンパクトミニバンの真相はデマ、ノート・オーラ
  • ライバルのノアが一強状態になる見込み
  • 不人気車ステップワゴンも次期型開発中

以下で、「自動車リサーチ」が詳しく説明していきます。

次期セレナに搭載か、次世代e-POWERは熱効率50%達成を見込む

日産のミニバン、セレナは既にモデル末期となっており、フルモデルチェンジの準備が進められている。そんな中、次期セレナへの搭載が期待されるのが、開発中の次世代e-POWERである。

次世代e-POWER開発中

開発中の次世代e-POWER

その熱効率は50%の達成が可能と発表され、自動車向けガソリンエンジンとして、これまでの常識を覆すものとなるかもしれない。

既に、熱効率45%は量産可能段階

この熱効率50%という数字、よく見ていくとエンジン単体では最大で46%ということである。そして量産可能な技術開発を完了させているのは熱効率45%の段階までということで、50%というのは現時点では実験室レベルの話。

STARC

それでもプリウスの40%、ヤリスハイブリッドの41%などと比較して、その優位性は明らかである。

完全定点運転がe-POWERの最終目標

日産のe-POWERは、トヨタのTHSⅡなどとは異なるシリーズ式ハイブリッドを採用してる。駆動力は全てモーターから発生したもので、ガソリンエンジンは発電専用として使われる。

この発電専用というところがポイントで、ある一定の回転数だけに特化して効率が上げられた完全定点運転がe-POWERの開発における目標の一つとされている。この完全定点運転のもとで混合気のさらなる希釈を進める新燃焼コンセプトを日産は「STARC」(Strong Tumble and Appropriately stretched Robust ignition Channel)と名付けている。

ちなみに、現行型セレナe-POWERでは1.2L NAのHR12DE型が採用されているが、これは古くは2010年発売のK13型マーチからの使い回しであり、発電向けにゼロから専用開発されたエンジンではない。こういった経緯からもe-POWERは、まだまだ改善の余地があるはずだと、以前から注目されていた。

次期セレナに、キャシュカイ型VC-Turbo e-POWERは相応しくない

キャシュカイ

新型キャシュカイ

さて、次世代e-POWERといえば、もう一つのプランがあった。
これは先月2021年2月に発表された欧州向け新型キャシュカイに搭載されるもので、発電専用エンジンとして新開発1.5L 直列3気筒ターボの可変圧縮比(VC-T)が採用される。

VC-Tエンジン マルチリンク

2.0L VC-Tエンジン

日産だけが商品化に成功した可変圧縮比エンジンは、その2.0L版が海外仕様インフィニティQX50で先行導入されてきた。これは回転数を含めたあらゆる条件下での熱効率向上を目的としており、前述した完全定点運転とは技術の方向性が異なる。e-POWERの弱点であった高速度域でのパフォーマンスを、欧州ならではのニーズに合わせてVC-Turboで補強したという見方もできるだろう。

当初は、新型キャシュカイの1.5L e-POWERが、次期セレナへ搭載されるとも考えられた。しかし、その仕様が明らかとなった現在、欧州とは異なる日本の道路事情も考慮すれば、これをセレナへ搭載させることは最適とは言えなくなった。

2022年後半と予想されるセレナのフルモデルチェンジで採用されるのは、今回発表された熱効率50%を目指す技術、「STARC」によって新開発されるe-POWERであることが予想される。

現行型セレナは販売期間6年でフルモデルチェンジへ

現行型セレナは2016年に発売された5代目モデルである。プロパイロットe-POWERといった日産の最新技術が導入されており、ユーザーからの満足度、注目度も高い。2018年には、元会長のカルロス・ゴーン氏が逮捕されるなど、日産のブランドイメージを損なう大事件もあったが、このセレナに限ってはセールスが好調であった。ミニバン販売台数ナンバーワンの座を2018年度、2019年度と2年連続達成しており、日産の人気車種としての面目を保った形となった。

セレナ e-POWER

前述の通り、6代目に向けたフルモデルチェンジは、2022年の後半が予想され、現行型は販売期間約6年で終了となる見込み。

CMFプラットフォームで開発中の次期セレナ

エスパス

ルノー・エスパス

次期セレナは、ルノーと日産が共同開発したCMF-C/Dプラットフォームを採用し、開発が進められている。これまでにCMF-C/Dプラットフォームが採用された主なモデルは、日産・エクストレイルなど。そして3列シートミニバンとしてもルノー・エスパスが存在する。

エスパスのボディサイズは
全長4860mm
全幅1890mm
全高1680mm
ホイールベース2885mm
である。

これは日本のミドルクラスミニバンの市場で求められるボディサイズとはマッチしない。現行セレナより全高が185mm程度も低くければ居住性で不満が出るだろうし、全幅においてもエスパスでは入庫できない駐車場が多くなる。次期セレナとエスパスは、共通プラットフォームの3列シート車となるものの、互いのキャラクターは大きく異なる。

ルノー エスパス

ルノー・エスパス

それでも、次期セレナの全幅に関しては、少なくとも1.7mを超える水準にまで拡大せざるを得ない状況にある。つまり5ナンバーモデルは廃止で、全車3ナンバー仕様となる見込みである。

ちなみに国内ミドルクラスミニバンがグローバル向けプラットフォームを採用することで、全車3ナンバーとなる事情は、先にフルモデルチェンジを受けるトヨタ・ノアでも同様のこととなりそうである。

次期ノア ヴォクシー エスクァイアはGA-Cプラットフォームが採用される。詳しくは、
ノアはフルモデルチェンジで全幅拡大3ナンバー

次期セレナもe-POWERが主力パワートレイン

セレナ

日産は2020年12月にノートをフルモデルチェンジ発表したばかりであるが、従来からあったガソリンエンジンモデルをラインアップから外し、e-POWER搭載モデルのみを用意してきた。

ノートは全車e-POWER搭載のためエントリー価格は200万円を超えた。詳しくは、
日産ノートが3代目にフルモデルチェンジ、E13型登場

e-POWERは日産の主力パワートレインとしての位置付けが強くなってきており、この流れは次期セレナでも継続される。現状のe-POWERは、燃費性能の良さというよりも、モーター走行ならではの低速域からのキビキビとした加速感に人気がある。

新型ノートからは第2世代のe-POWERに切り替わっており、加速性能、静粛性能、インバーターの小型軽量化といった部分で改良が盛り込まれた。これら主に電動部分の最新技術についても次期セレナでも採用されることになるだろう。

日産 セレナ

セレナの弟分、ノートがベースの新型ミニバンの噂はデマか

日産ノート 発表

新型ノート

さて、セレナには弟分が加わるのでは、ないかという話があった。新型ノートをベースに3列シートを装備したコンパクトミニバンが出されるという噂である。これが実現するなら、トヨタ・シエンタ、あるいはホンダ・フリードに対抗するモデルとなる。しかし結論を言うと、このノート派生ミニバンの噂はデマであった。

この新型車の真相は、ノートをベースとした派生ハッチバックカーか、あるいはノートのプレミアムグレード程度のもので、通常ハッチバックモデル同様に2列シート5人乗り仕様となる見込みである。車名はノート・オーラで、発売日は2021年春が予定されていた。しかし、これは半導体供給不足の問題で発売延期となり、新たな発売時期として2021年夏頃が想定される

かつて日産のラインアップにはプレミアムBセグメントとしてティーダが国内向けにも用意されていたが、この理念を引き継ぐモデルということになる。

日産は事業構造改革計画 NISSAN NEXTのなかで、現行の69車種から、2023年度までに55車種以下へラインアップを減らすことを発表している。既に2020年7月に中型FFセダンのティアナが廃止となっており、その国内ユーザーの受け皿として、コンパクトながらも上級の内外装を持つモデルが待望されていた。

アルティマ

アルティマ

なお中型のFFセダンそのものは、北米および中国では無くてはならない存在であり、これはアルティマに統合される形で継続される。

NISSAN NEXTでは軽自動車EVについての言及もあった。詳しくは、
日本は軽自動車から【EV化】日産三菱連合の小型電気自動車IMk

セレナのミニバン販売台数1位は終わる、2021年度後半から競争が激化

かつてミニバンブームと呼ばれた時代があったが、現在でもミニバンは国内のファミリーユーザーを中心に人気がある。2021年度後半にはトヨタ勢のノア、ヴォクシー、エスクァイアのフルモデルチェンジが行われる見込みで、ミドルクラスミニバンのカテゴリ全体が活況となりそうである。

ライバルのトヨタ勢は次世代型からヴォクシー、エスクァイアを廃止し、ノアに一本化してくる。これまでの販売台数ランキングでは、名目上はセレナが優勢であることも多かったが、次世代型以降はノアの一強状態になることが予想される。

ノア

現行型ノア

ノアのフルモデルチェンジ情報について。詳しくは、
三姉妹車種統合でノアがミニバン一強時代に

セレナのライバル、ステップワゴンもフルモデルチェンジ

セレナのもう一つのライバル、ホンダ・ステップワゴンについては、当初2021年と考えられていたフルモデルチェンジが遅れる可能性がある。実はステップワゴンは現行型が不人気車となってしまい、販売台数が伸びなかった。ホンダとしても販売台数が多く競争が激しいグローバルモデル、つまりヴェゼルシビックを優先して商品化していかねばならない事情がある。

ステップワゴン SPADA

現行ステップワゴン SPADA

それでも次期型ステップワゴンの開発は進められており、その発売日はセレナのフルモデルチェンジのタイミングと近くなるかもしれない。ステップワゴンは早ければ2022年にフルモデルチェンジとなりそうである。

次期ヴェゼルのティザー画像が公開中。詳しくは、
新型ヴェゼル、2021年2月オンライン世界発表を予定
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