ヴィッツハイブリッドが2017年1月発売予定、マイナーモデルチェンジ実施
トヨタ・ヴィッツにハイブリッドモデルが2017年1月12日に追加発売される見込みとなった。
これまでトヨタのBセグメントハッチバック車は、ヴィッツは従来型ガソリンエンジンを搭載し、アクアはハイブリッドエンジンを搭載することで役割分担され、独立したモデルが設定されていた。
ただしアクアが存在しない欧州では、ヴィッツの別名車種ヤリスにハイブリッドエンジンを搭載したモデルが現地生産されることで販売されてきた。こういった実績を考えると、現行ヴィッツはハイブリッドありきで開発されてきたことになり、大きな構造変更をすることなくハイブリッドシステムの搭載が可能となる。
ヴィッツハイブリッドにはアクアと同じTHSⅡを搭載、JC08モード燃費36.2km/Lで少し劣る
ヴィッツハイブリッド日本仕様に搭載されるシステムは、アクアと同じ1.5LのTHSⅡとなる。アクアとヴィッツはボディサイズが近いが、JC08モード燃費に関しては、燃費特化として設計されたアクアは37.0km/L、新型ヴィッツハイブリッドはこれよりやや劣り36.2km/Lとなる。
新型ヴィッツハイブリッドの車両価格については、同等装備で比較した場合、アクアより安い水準となる見込みとなっており、従来のアクアの客層の多くが新型ヴィッツハイブリッドに流れ込むことが予想される。
また、現行ヴィッツは販売6年を過ぎるタイミングでもある。これまでのモデルサイクルから考えればフルモデルチェンジといきたいところであるが、かつてのように販売台数が多くない実績を考えるとそこまでの予算はつかないようだ。ヴィッツのモデルサイクルは延長され、今回は従来型パワートレイン搭載モデルも含めたマイナーモデルチェンジということになる。新エクステリアが導入され、86風リアコンビネーションランプの装備が予想される。