スズキ ソリオ/三菱デリカD2を長所と短所で評価レポート

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スズキ ソリオ/三菱デリカD2の長所と短所

◎ 広くて乗り心地がいい

コンパクトな車体寸法のなのに室内が広い。こういった車はこれまで、乗り心地や室内に入ってくる騒音の面で問題のある車が多かったが、ソリオ/デリカD2の車内は意外なほど静かで乗り心地がソフト。
シートの作りも前席、後席ともしっかりしている。

○ コンパクトカーなのにスライドドア

ソリオ/デリカD2の後席はスライドドアになっているのは満足できるポイントの一つ。
コンパクトカーの多くは寸法上の制約から後席よりも前席に重点をおいたものが多いが、後席は乗り降りがしやすく、足元が広くて居住性はいい。

○ 収納が多い

運転席周りに収納スペースが多いのも地味に満足している。

× 小回りが利かない

運転の慣れの問題もあるかもしれないが、小さなボディの割に小回りが利きにくく感じる。
調べて見ると、ソリオの最小回転半径は5mで、フィットの4.7mなどと比較しても、数値上でも小回りは利かないようだ。
小回りが利くというのはコンパクトカーの魅力の一つだが、これがいまひとつとなると、買ってから不満として感じてしまう人もいるのではないか。

△ ブレーキがいまいち

ブレーキはスイフトと同タイプのものらしいが、車重増に合わせてアシストが強く効くようになっている。
スイフトの出来が良すぎたのもあるが、やや頼りなく感じる。
踏み込み量に合わせたリニアな制動力が得られず、あるところで急に効きだす感じ。
人によっては遅れて効き始めると感じたり、踏み始めだけ良く効くように感じたりするだろう。

△ ステアリングが小さい

ステアリングのチルト機構は全グレード標準装備されており、おらゆる体格のドライバに合うように作られているが、ステアリング径が小さいのは欠点。
この類のコンパクトカーに多くを求めすぎになってしまうかもしれないが、ハンドル径はもう少し大きい方が、運転がしやすい。

△ 所々で安っぽい

車体価格が安くて広いコンパクトカーのソリオ/デリカD2だが、価格なりの安っぽさを感じる部分はある。
例えばシートのリクライニングレバー、給油口レバー、インサイドドアハンドルといった操作レバー類、これらの作りが安っぽく軽自動車の流れを感じる。
車体価格の安さを考えると妥協できる範囲とも言える。

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