日産新型セレナ自動運転システム搭載車は300万円以下で8月下旬に発売予定

日産

セレナがフルモデルチェンジ、新型エクステリアを公開

日産は2016年7月13日、セレナのフルモデルチェンジを発表した。

(写真は新型セレナ)
新型 セレナ

日産の主力ミニバンとして1991年より販売されるセレナは、今回のフルモデルチェンジで5代目となる。発売日は2016年8月下旬が予定されている。

セレナ リアコンビネーションランプ セレナ ハイウェイスター

新型セレナはプロパイロット搭載、再発進時にはドライバーによる操作が必要

新型セレナの最大の注目となっているのが、自動運転システムのプロパイロットである。この新型セレナから初採用される期待の新システムとなっている。

セレナ日産プロパイロット

プロパイロットにより車線変更を伴わない高速道路での走行がほぼ自動化されることになる。自動操舵システムによるレーンキープ、追従走行および単独走行が可能な車速コントロールが備わる。

セレナPro Pilot

ただし、渋滞時に停車してしまった場合は、ドライバーによる再発進操作が必要となる。実際には半自動運転システムと呼ぶのが正しいかもしれないが、それでも長時間の高速走行におけるドライバーの負担はかなり小さくなるだろう。

セレナ プロパイロット

そして、驚くのが価格設定であり、プロパイロット搭載モデルを300万円以下から用意することが予告されている。

セレナ インテリア セレナ シート

また、新型セレナに搭載されるパワートレインはスマートシンプルハイブリッドとしている。これはマイルドハイブリッドに相当するものであり、従来型からの改良版ということになるだろう。このほか、低価格な2.0Lガソリンエンジンモデルのラインアップも予想される。プロパイロット搭載の300万円以下のモデルがいずれのパワートレインの搭載になるかは現段階では不明である。

セレナ フロントグリル

フルモデルチェンジということであるので、エクステリアも一新されることになるが、こちらは話題性が低い。新型セレナのフロントデザインは二段ヘッドランプを特徴としているが、いまいち新しみに欠ける印象。日産のトレードマークであるVモーショングリルも非常に控えめにまとめられており、個性的なモデルが多くラインアップされる日産車の中では物足りなく感じる。

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