次期ジュークを想定したGRIPZコンセプト、東京モーターショー画像
日産は東京モーターショー2015でGRIPZコンセプトを日本公開した。
GRIPZコンセプトは約ひと月前に開催されたフランクフルトモーターショー2015でワールドプレミアされたモデルであった。今回の東京モーターショーはフランクフルトでの内容を焼き増ししたような部分もあったが、このGRIPZコンセプトもそんなモデルの一つである。
次期ジュークにEVパワートレインの設定を予告、発電専用エンジンを搭載
GRIPZコンセプトのエクステリアデザインはかつてのDATSUNフェアレディ240Zからインスピレーションを受けたとしているが、全長4100mmのコンパクトクロスオーバーSUVのスタイリングということで次期ジュークを想定していることが考えられる。さらに今回の東京で披露されたということは、日本市場でも販売されるということであるから、やはりGRIPZコンセプトは次期ジュークのデザインスタディモデルと考えて良いだろう。
フロントデザインでは日産のトレードマークとなったVモーショングリルが採用される。マーチやセダン車種の一部では正直なところ違和感を感じさせたVモーショングリルであるが、今回のGRIPZのようなSUVモデルとの相性は抜群である。
パワートレインとしてレンジエクステンダー方式によるEVが採用されていることも興味深い。最高出力109ps、最大トルク25.9kgmといったスペックで、これらの数値は現行リーフと同じ。そのことはモーター周りがリーフと共通化されることを意味するだろう。駆動用バッテリーの容量は大幅に削減され、発電専用のガソリンエンジンが搭載されることになる。