トヨタが生産復旧計画を2~3ヶ月前倒しと発表

トヨタ

来月6月頃より自動車の生産が本格的に回復

先月4/22に豊田社長より、稼働率が100%に戻るには早くても今年11月か12月頃になり、7~8月頃から順次生産力が復旧するという発表があった。
どうやらその計画は前倒しで進めることができそうだ。
計画を立てた当初4/22の時点では、供給に問題のある部品は150品目にも及んでいたが、現在5/11の時点では30品目にまで回復。
来月の6月頃にはサプライチェーン問題に該当する部品がほとんどなくなる見込みとなった。
ただし、たった1つの部品でも足りなければ生産できないのが自動車である。
工場のすべてのラインが通常並みのの稼働率に戻るのは、今年末の11月から12月という見込みは変わらないという。

新型のハイブリッド車も発売

プリウスワゴン
人気のプリウスの派生車種、プリウスアルファを5/13に発売する。
プリウスアルファはトヨタの量産車としては初のリチウムイオンバッテリーを搭載した7人乗りタイプのミニバンである。
また、3列目シートのない5人乗りワゴンタイプの設定もある。こちらは従来のニッケル水素バッテリーを搭載し、お手ごろな車体価格を実現させている。
プリウスファミリーおよびレクサスのハイブリッド車種については、需要の強さから、これまで優先的に生産再開への努力をしてきたようだ。

他メーカーの生産力の回復にも期待

フィットシャトルハイブリッド
他メーカーの生産復旧についてのコメントが少ないが、トヨタができれば、他メーカーも生産できるはずだと業界では推測されている。
ただし、ホンダについては、やや復旧に時間がかかる見通しだ。
震災前の予定では、プリウスアルファよりも1ヶ月半も早くデビューするはずだった、フィットシャトルの発売が現在も未定のままである。
ついにプリウスアルファに先を越されることになった。
フィットシャトルは6月にはデビューできるとの情報も入ってきている。

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