ヴォクシー特別仕様車、現行型最終モデル登場、次期型は1.8Lハイブリッドが濃厚

トヨタ

ヴォクシーに現行モデル最後と思われる特別仕様車が追加

トヨタの主力ミニバンの一つ、ヴォクシーが現行型としては最後になると思われる特別仕様車を2013年5月13日に発表した。先月は姉妹車のノアに特別仕様車が登場したが、ヴォクシーについても予定通りのスケージュールでモデル末期の販売促進体勢に入ったと考えられる。
ヴォクシー
次期モデルは、いよいよハイブリッドが登場するということで期待が高まるわけだが、お買い得感の高い現行型の特別仕様車も一考の価値ありか。

ヴォクシー次期モデルは1.8Lハイブリッド搭載の可能性が高い

ノア&ヴォクシーと同クラスのミニバンセグメントにおいては、「本格的な」ハイブリッドカーが今のところ存在しない。「本格的な」と強調したのは、日産・セレナに唯一のハイブリッドモデルが存在するからであるが、これは簡易的なハイブリッドシステムで燃費向上効果としては比較的低いものであった。ただエコカー減税100%の基準に対応したということでユーザーメリットという観点では意味があったと考えるが、技術的にはあまり高い評価はされていないのが実情だ。
これに対抗するノア&ヴォクシーは本格的なハイブリッドシステムとなる見込みである。2.0Lの新たなハイブリッドシステムの採用も検討されていたが、現時点で有力なのは1.8Lのシステム。これは現行プリウスと当タイプということになる。
車体重量についてプリウスと比較すれば、ミニバンのノア&ヴォクシーが相当なウェイトアップとなることは察しがつくが、それでも1.8Lハイブリッドのシステムで十分だという判断がトヨタ社内で固まりつつあるようだ。
また、2.0Lの通常のガソリンエンジン車も廉価グレードとして用意される見込みである。

(写真は1.8Lハイブリッド搭載のオーリス欧州仕様カットモデル)
THSⅡ-auris-hybrid 1.8L

次期ノア&ヴォクシーのボディサイズは5ナンバーフルサイズまで拡大するとされており、現行型よりも大型化することになる。上級グレードはエアロ装備の3ナンバーサイズが用意されるなど、現行モデルのラインアップ体制が引き継がれる見込みだ。発売日は2013年末あるいは、2014年初頭になると予測されている。

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