SAIがマイナーチェンジで後期モデルへ、新たなエクステリアに期待
トヨタのハイブリッド専用セダン、SAIのマイナーチェンジが2013年8月28日に計画されている。発売から3年が経過するモデルということで、今回の改変はエクステリア変更を含めたものになると予想される。
(写真は現行SAI)
SAIへの2.5Lハイブリッドエンジンの採用は見送り、2.4Lシステム継続
現行SAIはハイブリッドシステムとして2.4LのTHSⅡが搭載されているが、2.5LのTHSⅡを採用したカムリハイブリッドの登場以降は、同クラスのFFハイブリッド車は2.5Lへ統一されるものと考えられている。そして、今回のマイナーチェンジは、2.5L THSⅡへの切り替えのタイミングになるのではと予想されていたが、これは見送られるということである。2.4L THSⅡのSAIへの搭載が継続されるだけでなく、フリクション低減などの改良も盛り込まれるようで、2.4Lハイブリッドエンジンはまだしばらくは存続することになりそうだ。
この改良によりJC08モード燃費は約7%向上の22.4km/Lを達成する見込みとなっている。
(写真はHS250h)
今回、マイナーチェンジを受けるSAIだが、トヨタブランドの中でも特に存在感が薄い。2009年の発売当初はトヨタセダン初のハイブリッドということで注目されたものだが、今年2013年に入ってからの販売台数は平均500台/月以下という低迷ぶり。レクサスブランドでもSAIとキャラクターが近いHS250hがラインアップしているが、こちらもスピンドルグリル採用のマイナーチェンジを受けたにもかかわらずあまり売れていない。ハイブリッドエンジンを搭載すれば何でも売れるという時代は終わりつつあり、今後は同セグメント内の車種統合が進むことになるだろう。