次期プリウスはTNGAとTHSⅢでJC08モード燃費は40km/Lへ向上、2015年11月

トヨタ

プリウスが今秋フルモデルチェンジ、4代目はTNGA採用で軽量化

プリウスの4代目に向けたフルモデルチェンジが2015年11月に実施される見込みだ。10月に開催される東京モーターショー2015での発表が予想される。

(写真は公開されたTNGAのプラットフォーム、次期プリウスそのものであると推測される)
TNGA プリウス

次期プリウスはトヨタ ニュー グローバル アーキテクチャ(TNGA)の採用で、モノコックボディの剛性強化と軽量化が盛り込まれる。

エンジン搭載位置は低く設定され、低重心化によりハンドリング性能が向上する。

(写真は現行プリウス)
プリウス 2014 プリウス 2014 NY

ハイブリッドシステムはTHSⅢへバージョンアップ、平行ギアとリチウムイオンバッテリーを採用

さらに次期プリウスではハイブリッドシステムは現行THSⅡからTHSⅢへとバージョンアップされる見込み。現行THSⅡは非常に完成度が高く、普及車向けのハイブリッドシステムとしてはコスト、性能面で他社を大きく引き離してきた。そのため2005年デビューの2代目プリウスでの初搭載から基本構造を大きく変えることなく10年にわたって幅広い車種で採用が進められてきた。

(写真は欧州版オーリスに搭載されるTHSⅡユニット)
THSⅡ-auris-hybrid 1.8L

次期プリウスに搭載されるTHSⅢでは遊星ギアが廃止され平行ギアを採用。さらに駆動用バッテリーとしてリチウムイオン電池を採用することでシステム重量が大きく削減されることになる。

TNGAとTHSⅢといった新技術により、JC08モード燃費は40km/Lが目標となっており、既に達成する目処がついているという。

(写真はホンダS660)
S660特別仕様車コンセプトエディション

さて、少し心配なのがトヨタの次世代テクノロジーの総称であるTNGAというネーミングだろうか。これについては、とある男性向け玩具を連想させるとしてネット上でも話題となっていた。トヨタの社内を想像するにトップダウンで物事が決まってしまい誰も異を唱えることのできない社風なのか。軽スポーツS660の開発責任者に26歳社員を抜擢するホンダとは対照的に感じた。

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