プリウスPHVが6月29日の一部改良で実質値下げ、モデル末期でグレード整理

トヨタ

プリウスPHVが6月29日に値下げ、販売期間約1年を残しモデル末期体制

トヨタ・プリウスPHVが2015年6月29日に一部改良を受けることになった。おそらく現行最終モデルとなることが予想され、グレードラインアップが整理されたモデル末期体制で販売されることになる。

(写真は現行プリウスPHV)
プリウス PHV

プリウスPHVの新しいグレードラインアップは、SとGの2タイプのみに絞られる。価格帯は200万円台に抑えられる見込みで実質的な値下げとなる。パワートレインなど主要部分に改良は含まれず、EV走行距離や燃費性能は変わらない。

プリウスPHV リア

プリウスPHVは2016年秋にフルモデルチェンジ、本家プリウスに1年遅れて新型に切り替え

一方で本家のプリウスは2015年秋にフルモデルチェンジされる見込みとなっており、10月の東京モーターショー2015でのデビューが予想される。ただし派生モデルのプリウスPHVの方は、しばらく現行モデルの販売が継続されることになる。PHVのフルモデルチェンジは一年遅れの2016年秋に実施されるスケジュールとなっている。

(写真はMIRAI)
ミライ トヨタ ミライ

現行プリウスPHVは、エクステリアデザインについてはプリウスとほぼ同じであった。次期プリウスPHVは独立した外観デザインが与えられる見込みで、燃料電池車のMIRAI風のデザインになると予測される。プリウスと差別化され、よりプレミアムなイメージで販売されることになるだろう。

(写真は新プラットフォームのTNGA ※TENGAではないので注意。)
TNGA プリウス

ただし次期プリウスPHVの基本技術としては、次期プリウスから導入される新プラットフォームのTNGAと次世代ハイブリッドシステムのTHSⅢが同じく採用される。多くのコンポーネントが次期プリウスと次期プリウスPHVで共通化されることになるだろう。

EV走行距離は現行プリウスPHVが26.4kmであるが、次期プリウスPHVでは60km程度まで延長される。また、駆動用バッテリーはラゲッジ底からリアシート下へ移され、トランクルーム容量の拡大が期待される。

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