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二代目プリウスNHW20はこんな車
実燃費はかなり良い
2代目プリウスオーナーによる実燃費報告を紹介してみる。
街乗りでは18~22km/Lぐらい、郊外では25~28km/Lぐらいの報告が多い。
夏は燃費が伸びるが、暖機運転の多い冬は燃費が低下してしまうのが特徴だ。
また、高速巡航がやや苦手で、20km/L前後に低下する。(それでも良いが)
また、タイヤ径を変更したり、グリップ力のあるタイヤを履くと、燃費性能の低下が顕著になる。
プリウスの燃費の良さは、ハイブリッドエンジンによる効果がもちろん大きいが、曲がる、止まるといった安全に関わる車の基本性能を犠牲にして成り立っているということも十分理解しておこう。
加速感は十分
二代目プリウスNHW20は1500ccのガソリンエンジンと68PSのモーターを組み合わせたパワーソースとなる。
車体重量は1250kgだ。加速性能で不満を感じることはまずないだろう。
使いやすい車体サイズ
プリウスはミニバン慣れした人にとっては狭いと感じてしまうが、必要十分な室内空間がある。
後席はやや頭上が窮屈。
ラゲッジルームはハッチが大きく開くので、大きな荷物が乗せやすい。
セダンのトランク並の広さだが、使い勝手がいいので広く感じる。
ただし、ワゴン車と比較すれば、高さが足りない。沢山の荷物を積載するのは苦手だ。
初心者には向かない
プリウスは燃費性能とイメージの良さから、初心者ドライバーにも好まれる。
しかし、運転に馴れていないドライバーにとって、視界の悪いピラーや接地感のないハンドリングは、やや問題がありそう。
また回生ブレーキも通常のディスクブレーキに比べれば、少しクセがある。
ブレーキの効き自体も良くなく、緊急時の制動性が悪い部類の車だ。
ステアリングを切っても接地感が薄いので、まるでカーレースのゲームをしているような感覚。
これらのプリウス独特の特徴は、初心者ドライバーにとって安全運転の妨げになる場合がある。
意外と室内に入る騒音は大きい
NHW20プリウスは、バッテリー残量が十分ある場合の低速走行時は、エンジンが停止した状態だ。
この状態のエンジン音はゼロなので静かだ。
ただし、ロードノイズはそれなりに室内に侵入してくる。
また、エンジンが動作している時のエンジン音はやや大きめ。
赤信号などの停車中は静かだが、動き出すと室内はそれなりに騒がしくなる。
乗り心地
NHW20プリウスの乗り心地に関しては不満の声が多い。
路面の大きな段差に対しては突き上げが大きく、小さな凹凸に対してはゴツゴツ感として室内に伝わってくる。
その分、しっかり固められた足回りがあるわけでもなく、ハンドリングは接地感のないものだ。
シートに関しても完成度が低い。長時間の乗車では腰に負担がかかる。
市街地をゆっくりと短時間走行する分には不満を感じにくいが、高速道路で遠出をしたりするとストレスに感じる車である。
2代目プリウスNHW20のカーオークション中古車落札相場
業者向けカーオークションでのプリウスNHW20中古車価格相場を分析してみた。
グラフは落札結果の中心価格帯。グレードや装備オプションによって価格がプラスマイナスする。
実際の購入価格は、これに落札手数料と諸経費が加算される。
2年落ち(2009年式)プリウスNHW20は営業車向けの廉価グレードEXのみとなるので、高年式にも関わらず価格が下落している。
年式が古くなるにしたがってほぼ均等に価格が下落しているので、特に何年落ちがお買い得といったことはない。
ハイブリッドカーはバッテリーの劣化が懸念されるが、特別に過走行の車体でもなければ過剰に注意する必要はないと思われる。
10万キロを超えた程度の車体であればバッテリー残量が問題になった報告は少ない。
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