マークX後期型へマイナーモデルチェンジ、8AR-FTSダウンサイジングターボ搭載
2009年に発売された現行マークXは、販売期間7年となるタイミングにある。既にフルモデルチェンジを期待する声もあるが、今秋にビッグマイナーチェンジによる手直しを受けて、現行モデルが延命されることになる。
その中で、話題となっているのがターボエンジンモデルの追加である。既にレクサスIS200tやクラウンアスリートなどにおいて、直列2.0Lのダウンサイジングターボエンジンである8AR-FTS型の導入が進められている。今回のビッグマイナーチェンジで後期型となるマークXにターボエンジン搭載モデルが用意されることはほぼ間違いないだろう。
マークX V6 3.5Lは廃止、直4 2.5L ハイブリッドの導入は遅れる
そしてラインアップを外れることになるのが、V6 3.5Lエンジンである。先日のレポートでは、エスティマのV6 3.5Lエンジンも2016年6月のマイナーモデルチェンジで廃止となる旨を書いた。V6 3.5LエンジンモデルはFFプラットフォーム、FRプラットフォームの違いを問わず車種を減らすことになる。そして、そのリプレイスとして役割を果すのが、直4 2.4L~2.5Lクラスのハイブリッドエンジンである。
ただし、マークXについては、このクラスのトヨタのモデルとしては珍しく、ハイブリッドの設定が無い。プラットフォームが近いクラウンシリーズでは直4 2.5Lのハイブリッドモデルが販売の主力となっており、マークXにも採用されることが予想されるのだが、これはまだ先になりそう。今回のビッグマイナーチェンジのタイミングでは、マークXターボのみが追加され、マークXハイブリッドの登場は予定されていない。