クラウンがフルモデルチェンジ12月発売、ハイブリッドは2.4L直4

トヨタ

新型クラウンが2012年12月に発売

現行の13代目クラウンが、2012年12月に14代目へフルモデルチェンジを受けることになる。
次期クラウンでは、V6 3.0Lエンジンの廃止やボディサイズの縮小といったダウンサイジングが盛り込まれるが、燃費は大幅に向上。特にクラウンハイブリッドはJC08モード燃費25.0km/Lを目標に開発が進められている。
V6ユニットでは、現行モデルの同タイプエンジンと比較して約10%の燃費向上が目標となっている。最高出力も上昇し、V6 3.5Lエンジンは現行315psから次期318psへ3psのアップ、V6 2.5Lエンジンは現行203psから次期215psへ12psのアップが見込まれている。

次期クラウンのエンジンはダウンサイジング、ハイブリッドは値下げ

新型クラウンのエンジンラインアップは、現行のそれと比較して、全体的にダウンサイジングを受けることになる。

次期ロイヤルサルーンに設定されるエンジンは、V6 2.5Lのみになり、これまでのV6 3.0Lは廃止される。

次期アスリートでは、V6 2.5Lに加えて、V6 3.5Lが現行モデルに引き続き採用される。

次期クラウンハイブリッドのエンジンは大きくダウンサイジングを受け、現行V6 3.5Lから直4 2.5Lとなる。これはカムリハイブリッドに搭載されているシステムをFR化させたものである。グレード構成も変わり、クラウンハイブリッドの中にロイヤルサルーンとアスリートが用意される。このダウンサイジングにより車両価格は引き下げられるため、クラウンハイブリッドは、廃止されるV6 3.0Lを購入していた客層の受け皿としての役割も果たすことになるだろう。

現行クラウンハイブリッドのV6 3.5Lハイブリッドエンジンは、ひとまず不採用ということになる。しかしこのユニットは、2013~2014年頃に少し遅れて発売される新型クラウンマジェスタに搭載されることになる。現行マジェスタのV8 4.3L、4.6Lユニットが引き続き採用されるかどうかは不明だが、時代のトレンドを考えるとV8エンジンを次期マジェスタへ搭載することは難しいのではと考える。
また、現行マジェスタは、他のクラウンシリーズに対して専用ボディとなっているが、次期マジェスタでは、共通化される。つまりマジェスタは大幅な車格ダウンとなりそうだ。

(写真は、現行クラウン海外仕様)
クラウン
ボディサイズは現行モデルより縮小される。現行比は、全長で-3cm、ロイヤルサルーンの全高が-1cm、アスリートの全高が-2cm小さくなる。縮小は小幅で、新型ボディも現行のサイズに近いものと言えるだろう。
次期クラウンの駆動方式は、FRが基本となり、ロイヤルサルーンV6 2.5Lモデルには4WDも追加される。次期マークXがFF化されるが、クラウンはFRベースのままなので安心してもらいたい。

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