ポルテ&ラウム後継のコンパクトスライドドア車が7月発売予定

トヨタ

ポルテがフルモデルチェンジ、予約受付は6月開始の見込み

これまで、ポルテ&ラウムの後継車は、2012年の春に発売されるとされてきたが、延期となり現在は2012年7月上旬の発売予定になっている。6月頃からトヨタ系ディラーで予約受付が開始される見込みだ。
新型ポルテのボディサイズは全長3990mm×全幅1690mmと現行のコンパクトカーサイズを維持。全高は高く設定され、ヘッドクリアランスにはLクラスミニバンのような広々とした空間が与えられる。このあたりのコンセプトは、現行ポルテとほぼ同じで、次期モデルにも引き継がれることになる。
今回のフルモデルチェンジで、大きく変わるのはドアの形状だ。助手席側は現行ポルテのような1枚の大きなスライドドアとピラーレス構造が備えられ、後席へのアクセスがしやすいものが採用される。運転席側はオーソドックスな前後別々のヒンジドアの採用になる。これらの新しいドア設定により、日常での使い勝手の向上を目指した。

また、新型ラウム&ポルテのJC08モード燃費は、CVTとアイドリングストップの採用等により22km/L程度が目標になっている。ボディが一回り小さいヴィッツの21.8km/Lと同程度の燃費性能となるのは技術革新と言えるだろう。

新型ポルテ&ラウムはエコカー補助金対象になるのか?

ポルテ&ラウムの後継車は、エコカー減税やエコカー補助金の対象車となる見込みだ。しかし、登録車10万円の補助金の財源が7月末~9月頃には枯渇すると予測されており、受注開始後すぐに予約しても補助金支給対象に間に合うかどうかは微妙なタイミングになる。納車時期と補助金対象については、販売店と詳しく打ち合わせをしておいたほうがいいだろう。

また本記事では、新型ポルテ&ラウムとしたが、車種名として全くの新しい名称が採用される可能性も残されている。現段階ではポルテの車名は継続され、ラウムが消える可能性が高い。

ポルテ
写真は現行ポルテ。新型車の助手席側にはポルテのような大型スライドドアが採用される。

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