新型アルファードハイブリッド、ヴェルファイアハイブリッドの長所と欠点

トヨタ

アルファードハイブリッド、ヴェルファイアハイブリッドが発売間近

アルファードと姉妹車種のヴェルファイアにハイブリッドモデルがデビューする。
このクラスの大型ミニバンは広い室内が好評であったが、燃費が悪いためガソリン代を含めた維持費用の問題から、最近は敬遠されがちであった。
今回のマイナーチェンジでハイブリッドが追加されたことで、燃費性能が大幅にアップ。
これまでハイブリッドミニバンとしてはエスティマハイブリッドがあったが、エスティマハイブリッドには無かった三列目シートの居住性が、このアルファード&ヴェルファイア ハイブリッドにはある。

マイナーチェンジしたアルファード&ヴェルファイア(非ハイブリッド)の発売日は2011/11/1、ハイブリッドモデルの発売日は2011/11/21が予定されている。

燃費だけでなく加速もいいアルファードハイブリッド、ヴェルファイアハイブリッド

アルファードハイブリッド、ヴェルファイアハイブリッドならではの魅力はもちろん19.0km/Lという燃費の良さにある。
これは、コンパクトSUVの日産・ジュークや軽自動車のタントエグゼカスタムRSと同じ数値。
大型ミニバンでありながら、コンパクトカーや軽自動車の上級クラスと同じ燃費性能というのは、ガソリン代を負担するオーナーとしてはありがたい。
しかし、それは表面的な魅力に過ぎず、アルファードハイブリッド&ヴェルファイアハイブリッドの長所は、加速の良さという優れた走行性能にある。
0-100km/h加速は11.1秒。
他車種と比較すると、非ハイブリッド2.4Lエンジンのアルファード&ヴェルファイアが11.9秒、あるいはプリウスαが11.5秒という数値。
アルファード&ヴェルファイアのようなLクラスミニバンは、室内の広さとの引き換えに走行性能については妥協することが多かったが、アルファードハイブリッド&ヴェルファイアハイブリッドではしっかりとした加速で、長時間ドライブでの疲れを軽減させてくれる。
オーナーにとっては喜ばしい車と言えよう。

デザインはハイブリッドと非ハイブリッドで共通なのが欠点

今回のマイナーチェンジでは、ハイブリッドグレードの追加だけでなく、従来からの2.4L純ガソリンエンジン車のエクステリアもリフレッシュされ、より洗練されたものになった。
そして、そのエクステリアは2.4L純ガソリンエンジンモデルとハイブリッドモデルとで共通となる。
アルファードハイブリッドとヴェルファイアハイブリッドの価格は395万円~、これに対しノーマルのアルファードとヴェルファイアは300万円~。
価格差が95万円もあるのに、共通デザインというのは、ハイブリッドを選びたいユーザーとしては物足りないはず。
このあたりは、今モデルの欠点と言わざるを得ないだろう。

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