プレミオとアリオンはマイナーモデルチェンジで延命、後期型へ移行
トヨタのプレミアムコンパクトセダン、アリオン&プレミオのマイナーモデルチェンジが2016年春に実施される見込みとなっている。
(写真は現行アリオン)
現行型のアリオンとプレミオは、2007年に発売されたコンパクトセダンモデル。カローラよりもワンランク上のコンパクトセダンというポジションで、スポーティーなアリオンとラグジュアリーなプレミオと2つのキャラクターを持つ姉妹モデルでラインアップされる。
アリオンとプレミオのフルモデルチェンジはさらに数年後、2.0Lモデルは廃止
今春のマイナーモデルチェンジでは、エクステリアの改変が含まれており、外観イメージが一新される見込み。販売期間9年というタイミングを考えると、後期型に相当するモデルとなりそうだ。グレード整理も進められる計画で、2.0Lエンジンモデルは廃止され、燃費性能の良い1.5Lと1.8Lの2つのNAガソリンエンジンモデルに絞られる。
装備面では安全運転支援システムのトヨタセーフティーセンスCが一部モデルに採用される。
アリオン&プレミオのような少しだけ上級で小回りの効くコンサバティブなFFセダンは貴重になりつつある。他に日産がシルフィをラインアップしているが、主力市場は中国に移っており、日本市場ではややミスマッチが感じられる部分もある。そんな中、アリオンとプレミオは姉妹車種とはいえ2車種をラインアップできるのも販売力のあるトヨタならではといったところ。ただし、かつてのように5~6年毎にフルモデルチェンジというわけにはいかなくなってきている。フルモデルチェンジはさらに数年後ということになるだろう。