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86が好受注、派生セダンは実現なるか
トヨタ&スバルの合作、86/BRZのラインオフ式が先日行われた。トヨタ、スバルの経営統合時から待望されていた、水平対向エンジン搭載FRスポーツカーの生産が本格的に始まっている。
トヨタの発表によると、86の予約受注は、初動1ヶ月で7000台。この数字を受けて、以前より計画されていた86ベースの派車種、86セダンが一般発売に向けて本格的に動き出す可能性が高まった。
ただし、86セダンの実現が確定するには、86の好受注がこれからもしばらく続くことが必須条件である。この手のスポーツカーの好受注は、発売直後に限られることもよくある話。現段階で、安易に生産力を上げることはできない。
今後も86の好受注が続き、生産設備増強を行った場合に、数年後に余るであろう86の生産設備を86セダンに転化する計画というわけだ。
86セダンは、86とプラットフォーム、エンジン、トランスミッション、サスペンションといった主要部分の基本構造はほとんど共通になり、全長とホイールベースは後席スペース確保のため延長される。
86セダンの発売時期は、開発期間や前述の生産設備の観点から、86のデビューから3年後の2015年頃になるという予測が多い。
86セダンは、FRセダンのマークX後継として
トヨタでは、マークⅡ時代からのFRセダン、マークXが次期モデルでFF化することになっている。
これまで、FRということで支持をしてきたマークXユーザーの受け皿になるべく車種として、86セダンを実現させたい事情がトヨタにはあるようだ。こういったことから、86ベースのセダンはマークX系統の車名になることもひとつの可能性としてある。
また、スバルではFRではないものの、インプレッサやレガシィといったスポーティーセダンをラインアップに持つ既存車種が売れているため、BRZセダンの話は出ていない。
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