スバル【BRZ】D型発表、2024年7月年次改良、MT専用SPORTモード、デイタイムランニングライトの採用、AT車マニュアルダウンシフト制御の許容回転数拡大、消費税込み約332万円から

スバルBRZ 2024年改良モデル D型発表、MT車に専用SPORTモードを新採用、2024年7月発表

SUBARUは、2024年7月12日に「SUBARU BRZ」改良モデルのD型を発表しました。現行モデルは、2021年7月に発表され、年次改良が施されてきた。

前回、2023年9月に発表された改良モデルでは、運転支援システム「アイサイト」が全グレードに標準装備され、運転する愉しさと安心が高い次元で両立されました。

2024年の改良では、スーパー耐久シリーズに参戦しているTeam SDA Engineeringの取り組みで得た知見から生まれた、MT車専用「SPORTモード」が新たに採用されました。SPORTモードは、全回転域でアクセル操作に対してエンジンが忠実に反応するスロットルセッティングとされ、アクセルコントロール性が向上しました。また、アクティブサウンドコントロールの音量が切り替わり、ドライバーの高揚感を盛り上げます。

AT車のマニュアルダウンシフト制御においては、ドライバーの操作や路面状況などから総合的に回転数制限範囲を判定する設定とされ、オーバーレブの危険性がない状況ではドライバーの意思でダウンシフトができるように回転数の領域が拡大されました。

さらに、R、SおよびCup Car Basicグレードのダンパー減衰力特性と、全グレードの電動パワーステアリングのアシスト特性が最適化され、スポーツカーらしい操縦安定性および乗り心地が実現されました。

SUBARU BRZ 改良モデルD型は、7月14日に富士スピードウェイ（静岡県）で開催される「FUJI 86/BRZ STYLE 2024」に展示されます。

「BRZ」の＜まとめ＞は、次のページ

SUBARU BRZ D型の主な改良点

・MT車専用SPORTモード追加
・AT車マニュアルダウンシフト制御の許容回転数拡大
・ダンパー減衰力特性の最適化（STI Sportを除く）
・電動パワーステアリングのアシスト特性最適化
・アクティブサウンドコントロール音量切替機能の追加（MT車）
・デイタイムランニングライトの採用（Cup Car Basicを除く）
・ウインカーレバーの操作方式変更（ロック式）

「BRZ」の＜まとめ＞は、次のページ

SUBARU BRZ D型の価格 D型

– Cup Car Basic 6MT: 3,722,400円
– R 6MT: 3,322,000円
– R 6AT: 3,355,000円
– S☆ 6MT: 3,509,000円
– S☆ 6AT: 3,542,000円
– STI Sport 6MT: 3,784,000円
– STI Sport 6AT: 3,817,000円

「BRZ」の＜まとめ＞は、次のページ

BRZを実質後継か、BEV次世代2ドアスポーツクーペ『SUBARU SPORT MOBILITY Concept』

スバルは次世代BEVスポーツカー、「SUBARU SPORT MOBILITY Concept」をジャパンモビリティショー2023（JMS2023）で世界初公開した。

現行ラインナップされるスポーツクーペ「BRZ」の方向性を示唆するものかもしれない。また、同ショーではトヨタブランドからもBEVのスポーツクーペ「FT-Se」が発表されているが、現段階では「SUBARU SPORT MOBILITY Concept」との関係性は明らかとなっていない。

「SUBARU SPORT MOBILITY Concept」は、スバルが目指す未来のモビリティとのつながりや、安心・愉しさの絶え間ない追求を強調する。

電動化の時代でも、日常から非日常まで、自由に走る愉しさが追求された。あくまでドライバーによるコントロール性能を重視しながら、安全性と楽しみのバランスが両立される。

エクステリアは、従来的なスバルのスポーツモデルのイメージを一新する、シンプルで洗練されたフォルムが採用される。前後フェンダーの力強さが走行性能の高さがアピールされる。

JMS2023では、電動化時代におけるスポーツクーペモデルがいくらか発表され話題となっている。前述のトヨタ「FT-Se」のほか、ホンダは「プレリュードコンセプト」をハイブリッドパワートレインで計画中のようだ。さらに、マツダもロータリーエンジン搭載のシリーズ式ハイブリッドの「MAZDA ICONIC SP」を披露している。

こういったなか、スバルは、新時代の2ドアスポーツクーペの在り方として「BEV」を選択した。

「SUBARU SPORT MOBILITY Concept」の＜まとめ＞＜ワールドプレミア画像＞は、次のページ

スバルBRZ 2023年改良モデル C型発表、STI Sport新設 2023年9月発表

BRZ STI Sport

2023年9月22日、スバルは現行「SUBARU BRZ」の一部改良モデル、および「BRZ STI Sport」を発表した。2021年7月のフルモデルチェンジ発表から、2回目の一部改良でC型となる。

BRZ C型では、マニュアルトランスミッション車（MT車）にも運転支援システム「アイサイト」が採用された。アイサイトの高い衝突回避、衝突被害軽減、運転負荷軽減の各性能へMT車の特性に合わせた制御を施し、リアルワールドの幅広いシーンで安定した動作を実現したとしている。

さらに、VDC（ビークルダイナミクスコントロール）の最適化、Rグレード装着の17インチタイヤへの新パターンを採用も盛り込まれた。

消費税込み車両本体価格は、3,300,000～3,817,000円に設定される。値上がり幅は、6MTモデルが22万円、6ATモデルが11万円となった。BRZシリーズ全体の販売計画として、月販350台が公表されている。

「BRZ」の＜まとめ＞＜STI Sport 画像＞は、次のページ

C型から、BRZ STI Sportを新たに設定

STI Sportグレードは、高性能と洗練されたデザインを兼ね備え、細部までこだわり抜かれた仕様となる。

足回りやメカニズムは、STIチューニング日立Astemo製SFRDフロントダンパーやSTIチューニングリヤダンパーにより、高い性能が与えられた。

また、215/40R18ハイパフォーマンスタイヤと18インチアルミホイール（ダークメタリック）が組み合わせられ、安定した走行性能が提供される。

さらに、ゴールドキャリパーのbrembo製の17インチフロント＆リヤベンチレーテッドディスクブレーキがメーカー装着オプションとして設定される。

エクステリアは、フルLEDヘッドランプに「BRZ」チェリーレッドレターマークが施され、電動格納式リモコンドアミラーはクリスタルブラック・シリカで仕上げられる。ルーフアンテナはシャークフィンタイプで、これもクリスタルブラック・シリカでコーディネートされる。さらに、STIエンブレムがフロント＆リヤに施され、スポーティでありながら洗練された印象が与えられる。

インテリアにも多くの特別な仕様が与えられる。BOXERメーターはボルドーリング加飾とSTIロゴが入り、ウルトラスエード/本革シートはブラック/ボルドーのカラーリングで、レッドステッチ、ブラックアクセント、STIロゴが施される。

シフト回りはダークキャストメタリックで加飾され、ヒーターコントロールダイヤル＆スイッチも同様にダークキャストメタリックで統一される。

さらにプッシュエンジンスイッチにはSTIロゴが入り、レッドタイプが採用される。この他、メーターバイザー＆ドアトリムのショルダーパッドは、ブランノーブ表皮巻＋レッドステッチで、高級感が与えられる。

新型BRZ STI Sportは、2023年9月24日に富士スピードウェイ（静岡県）で開催される「FUJI 86/BRZ STYLE 2023」で展示される予定となっている。

「BRZ」の＜まとめ＞＜STI Sport 画像＞は、次のページ

BRZ 2023年9月発表改良モデル（C型）グレード構成と価格

グレード	変速機	旧価格（円）	消費税込み車両本体価格（円）	値上げ（円）
R	6MT	3,080,000	3,300,000	220,000
R	6AT	3,245,000	3,355,000	110,000
S	6MT	3,267,000	3,487,000	220,000
S	6AT	3,432,000	3,542,000	110,000
STI Sport	6MT	–	3,762,000	–
STI Sport	6AT	–	3,817,000	–

「BRZ」の＜まとめ＞＜STI Sport 画像＞は、次のページ

BRZ特別仕様車、限定200台「S “10th Anniversary Limited”」が2022年7月28日オーダー開始、即日完売

スバルは、BRZの誕生10周年を記念する特別仕様車「BRZ S “10th Anniversary Limited”」を2022年7月24日に発表した。販売台数は200台限定となり、2022年7月28日から9月30日の間でスバルのディーラーでオーダーが受け付けられる。なお、抽選は予定されておらず、先着順で販売されるということであった。

BRZ特別仕様車、限定200台「S “10th Anniversary Limited”」

受注の状況は、オーダースタートの初日に完売となった。スバルの特設サイトには、「SUBARU BRZ S “10th Anniversary Limited”は限定台数200台に達したため、ご注文受付を終了しました。」と表記されている。

消費税込み車両本体価格は、6MTモデルが3,388,000円、6ATモデルが3,553,000円に設定される。

スバルBRZシリーズは2012年3月に発売されたモデル。トヨタとの協業によって新開発されたFRスポーツカーで、トヨタ・86とは姉妹車種の関係である。今回のタイミングでも「GR86 特別仕様車 RZ“10th Anniversary Limited”」が同日発表されており、トヨタ・86側にも10周年を記念する特別仕様車が設定された。

トヨタ86に10周年特別仕様車「RZ“10th Anniversary Limited”」

新型【GR86】一部改良2023年9月22日発表、特別仕様車 RZ 40th Anniversary Limited 限定200台抽選販売【トヨタマイナーチェンジ最新情報】MT車にアイサイト標準葬儀、値上げで消費税込み車両本体価格2,916,000～3,920,000円

2023/9/22更新【トヨタ GR86、一部改良と40周年特別仕様車「RZ“40th Anniversary Limited”」2023年9月発表】【86は2021年にフルモデルチェンジを受けた2代目モデル】2.4L水平対向エンジン FA24型搭載

現行型BRZは2代目モデルで、2021年7月にフルモデルチェンジを受けたばかり。搭載エンジンは、初代モデルのFA20型から、2代目モデルのFA24型に変更され、排気量は2.0Lから2.4Lへ拡大されていた。

「BRZ」の＜まとめ＞は、次のページ

BRZ特別仕様車「S “10th Anniversary Limited”」の特徴

BRZ 特別仕様車「S “10th Anniversary Limited”」は、BRZ 最上級の「S」グレードをベースに、10周年を記念した専用アイテムが装備される。エクステリアでは、マットブラック塗装を施した専用18インチアルミホイールが採用される。BRZリヤエンブレム、ドアミラーカバーはブラックで統一され、スポーツカーらしさがよりいっそう強調される。

また、インテリアでは、ボディカラーのWRブルー・パールに合わせた、ブルーステッチがシートやシフト回りに採用される。

さらにバックガラスには記念ステッカーが貼られ、ドアトリムには記念の刺繍により装飾が施される。

「BRZ」の＜まとめ＞は、次のページ

BRZ特別仕様車「S “10th Anniversary Limited”」主な特別装備

エクステリア

10周年記念ステッカー（バックガラス）
18インチアルミホール（マットブラック）
電動格納式リモコンドアミラー（ブラック）
BRZリヤオーナメント（ラスターブラック）

インテリア

10周年記念刺繍（ドアトリム）
ドアトリムアームレスト（ブルーステッチ）
ウルトラスエード/本革シート（ブルー/ブラック、ブルーステッチ＋ブルーアクセント）
ダークキャストメタリック加飾（インパネ、シフトパネルまわり）
本革巻ステアリングホイール（高触感革、ブルーステッチ、ダークキャストメタリック加飾付）
本革巻（高触感革）ハンドブレーキレバー（ブルーステッチ）
シフトレバー（MT車はシフトノブ）＆ハンドブレーキレバーブーツ（ブルーステッチ）
スポーツ/スノーモードスイッチ（ブラック）（AT車のみ）
VSC（VDC）TRACKモードスイッチ（ブラック）
ヒーターコントロールダイヤル＆スイッチ/プッシュエンジンスイッチ（ダークキャストメタリック加飾付）

「BRZ」の＜まとめ＞は、次のページ

BRZ特別仕様車「S “10th Anniversary Limited”」の画像

「BRZ」の＜まとめ＞は、次のページ

BRZ【B型】一部改良2022年5月26日発売、A型からの変更点はライティングスイッチの操作方法

スバルBRZ A型

スバルは2021年に発売したBRZ（2代目モデル）に、最初の一部改良を2022年5月26日に実施。B型の販売をスタートさせた。

一部改良モデルでは、ライティングスイッチの操作性が見直され、車幅灯/尾灯&OFF で1ポジションから、車幅灯/尾灯とOFFを分け､2ポジションに変更された。

車両価格は値上りなど無く、A型の価格設定が維持された。

「BRZ」の＜まとめ＞は、次のページ

スバルBRZ、A型の画像（B型となってもエクステリアの変更点は無し）

「BRZ」の＜まとめ＞は、次のページ

2021年7月29日発売、SUBARU BRZ 2代目モデル

新型「SUBARU BRZ」は、水平対向エンジンを搭載したFRレイアウトのピュアスポーツカー。2012年に発売された初代モデルは、「低重心」「軽量」「コンパクト」という特長を持つ水平対向エンジンを低い位置に搭載することで、世界トップクラスの低重心による優れたハンドリング性能が実現された。

トヨタとSUBARUによる新型「GR 86」新型「SUBARU BRZ」共同開発の特長として、クルマのベースを共有しながらも、それぞれの個性を際立たせる異なる走りの味を持たせることに注力。新型GR 86開発チームとお互いに切磋琢磨した結果、新型SUBARU BRZでは「誰もが愉しめる究極のFRピュアスポーツカー」が実現された。