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自動車リサーチ

新車モデルチェンジ情報、燃費比較とモーターショー

スズキ・スペーシアが発売、さらに広くなるパレット後継の新型軽ワゴン車

スペーシアの新車名が与えられるパレット後継モデル

今春のスズキではパレットのフルモデルチェンジが予定されている。次期モデルは車名が変わり、スペーシアと名付けられることになりそうだ。
新型スペーシアは、昨年2012年に発売した新型ワゴンRのシャシーと環境テクノロジーをベースに開発されてきた。現行パレットも居住性重視で設計された広々とした室内空間が魅力であったが、ライバル車のダイハツ・タントやホンダ・N BOXの圧倒的な居住空間に対してアピール力に欠けている状況であった。新型スペーシアでは、室内長と室内幅が寸法的にも大きくなり、ライバル車を凌ぐ室内広さが与えられることになるだろう。

(写真は現行パレット)
パレット

スペーシアには新型ワゴンRの最新テクノロジーが満載

新型スペーシアのアピールポイントは広さだけではなく、ワゴンR譲りの最新のメカニズムも採用されることにもある。
エネチャージと呼ばれているリチウムイオンバッテリーを使った減速エネルギー回生システムが装備され、発電効率の向上が図られる。アイドリングストップシステムは、速度13km/h以下でエンジン停止となる最新型が採用される。これらの装備により、新型スペーシアのJC08モード燃費はクラストップレベルを達成する見込みである。

さらに、アイドリングストップ時にも一定時間の冷風を維持できるエコクール機能も装備される。これはカタログスペック上のJC08モード燃費の向上には繋がらないが、ユーザーの快適性と実用燃費の向上に貢献することになる。

現在のところ新型スペーシアの発売日は、2013年3月15日頃になるという情報だ。

スペーシアという車名は、トヨタが以前より商標登録を済ませていたということもあり、実際の車名になるのか未確定な部分もあったのだが、この辺りの問題は既に解決済みではないかと想像する。

さらに、現行パレットでSWに相当する上級グレードが、スペーシアカスタムとして初夏に追加発売されることがアナウンスされている。

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車名

パレット

パレット

代表グレード

ISセレクション

発売日

2012年6月

2012年6月

型式

DBA-MK21S

DBA-MK21S

ボディ形状

5ドア ワゴン

5ドア ワゴン

乗員定員

4名

4名

全長(mm)

3395

3395

全幅(mm)

1475

1475

全高(mm)

1735

1735

ホイールベース(mm)

2400

2400

トレッド 前(mm)/後(mm)

1300/1290

1300/1290

室内長(mm)

2070

2070

室内幅(mm)

1280

1280

室内高(mm)

1365

1365

車両重量(kg)

920

940

エンジン型式

K6A

K6A

シリンダー配列

直列3気筒

直列3気筒

排気量(cc)

658

658

シリンダー内径(mm)×行程(mm)

68.0×60.4

68.0×60.4

最高出力

54ps(40kW)/6500rpm

54ps(40kW)/6500rpm

最大トルク

6.4kg・m(63N・m)/3500rpm

6.4kg・m(63N・m)/3500rpm

圧縮比

10.5

10.5

過給機

NA

NA

燃料タンク容量(L)

30

30

使用燃料

レギュラーガゾリン

レギュラーガゾリン

JC08モード燃費(km/L)

20.8

22.2

サスペンション(フロント)

マクファーソンストラット式

マクファーソンストラット式

サスペンション(リア)

I.T.L.(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)式

I.T.L.(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)式

ブレーキ(フロント)

ディスク

ディスク

ブレーキ(リア)

ドラム

ドラム

タイヤサイズ(フロント)

155/65R13 73S

155/65R13 73S

タイヤサイズ(リア)

155/65R13 73S

155/65R13 73S

最小回転半径(m)

4.2

4.2

トランスミッション

CVT

CVT

駆動方式

FF

FF

消費税込み車両価格

1,207,500円

1,249,500円

車名

パレット

パレット

代表グレード

リミテッドII

発売日

2012年6月

2012年6月

型式

DBA-MK21S

DBA-MK21S

ボディ形状

5ドア ワゴン

5ドア ワゴン

乗員定員

4名

4名

全長(mm)

3395

3395

全幅(mm)

1475

1475

全高(mm)

1735

1735

ホイールベース(mm)

2400

2400

トレッド 前(mm)/後(mm)

1290/1280

1300/1290

室内長(mm)

2070

2070

室内幅(mm)

1280

1280

室内高(mm)

1365

1365

車両重量(kg)

930

940

エンジン型式

K6A

K6A

シリンダー配列

直列3気筒

直列3気筒

排気量(cc)

658

658

シリンダー内径(mm)×行程(mm)

68.0×60.4

68.0×60.4

最高出力

54ps(40kW)/6500rpm

54ps(40kW)/6500rpm

最大トルク

6.4kg・m(63N・m)/3500rpm

6.4kg・m(63N・m)/3500rpm

圧縮比

10.5

10.5

過給機

NA

NA

燃料タンク容量(L)

30

30

使用燃料

レギュラーガゾリン

レギュラーガゾリン

JC08モード燃費(km/L)

20.8

20.8

サスペンション(フロント)

マクファーソンストラット式

マクファーソンストラット式

サスペンション(リア)

I.T.L.(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)式

I.T.L.(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)式

ブレーキ(フロント)

ディスク

ディスク

ブレーキ(リア)

ドラム

ドラム

タイヤサイズ(フロント)

165/55R14 72V

155/65R13 73S

タイヤサイズ(リア)

165/55R14 72V

155/65R13 73S

最小回転半径(m)

4.5

4.2

トランスミッション

CVT

CVT

駆動方式

FF

FF

消費税込み車両価格

1,270,500円

1,312,500円

過去記事(2012/12/08)

パレットのフルモデルチェンジが2012年前半に前倒し、燃費が大幅向上

新型パレットが早ければ、2013年2月にデビュー

スズキ・パレットのフルモデルチェンジが2013年前半にも行われそうだ。
パレットは、スペース重視の乗用軽自動車として2008年よりラインアップしてきた。ライバル車として、より室内の広いタント、さらに昨年2011年デビューのホンダ・N BOXも加わったことで、パレットの販売台数は減少。2012年10月の販売台数では、N BOXが18203台、タントが12101台なのに対し、パレットはわずか3172台という結果であった。

新型パレットは、広い室内スペースに重点が置かれ、室内長はライバル車の中で最も大きくなる見込み。これまでライバル車に対して、少し狭い印象があったパレットであるが、新型では最大のキャビンスペースを設定することで商品力の向上が行われる。
新型パレットへの切り替えは、早ければ2013年の2月頃という話もある。

(写真は現行パレットSW)
パレット

新型パレットにグリーンテクノロジー、燃費性能の向上

新型パレットの燃費性能は大幅に向上する。JC08モード燃費は現行パレットの20.8km/Lから、新型パレットでは28km/L以上になると考えられており、クラストップの燃費性能を達成することになるだろう。新型ワゴンRから採用が始まったスズキのグリーンテクノロジーが、新型パレットへも適応されることになる。
さらに、新型ワゴンRと同じく、全車エコカー減税100%(免税)となる見込みだ。

また、パレットベースのOEM車として販売されていた日産・ルークスは次期モデルからOEM関係が解消となる読みが有力。日産の軽自動車ラインアップは、三菱との共同出資で作られたNMKV製の車種に切り替わっていくことになる。

過去記事(2012/06/27)

マツダがフレアワゴン発売、パレットOEMの軽自動車ワゴン、ターボも有り

フレアワゴン、マツダの新型OEM軽自動車がデビュー

フレアワゴンがマツダの軽自動車ラインアップに新しく加わった。この新型フレアワゴンは、スズキのパレットと共通車体で、生産もスズキが担当するOEM車である。

(マツダのエンブレムが付けられた新型フレアワゴン)
フレアワゴン
現行パレットの「L」「X」「T」にそれぞれ相当するグレードとして、新型フレアワゴンは「LS」「XS」「TS」をラインアップ。この他に、アイドリングストップシステムを標準装備したグレード「ISリミテッド」も発売し、こちらはJC08モード燃費22.2km/Lを達成する。OEM元のパレットについても「ISセレクション」として、アイドリングストップ搭載グレードが同時デビューする。

フレアワゴンとパレットでは、価格設定に小さな違いがあるが、これはオーディオ装備などの違いによるもの。フレアワゴンの「LS」は、AM/FMラジオ/MP3/WMA対応CDプレーヤーが標準装備され、「XS」と「TS」はオーディオレスの設定となっている。パレットで普及が進んでいるバックモニター付CDプレーヤーは、「XS」の4WDのみでオプション装備可能となる。

OEM車フレアワゴンがスズキの生産量に貢献

写真は、フレアワゴンのOEM元であるパレット。
フレアワゴンのOEM元、パレット
スズキはこれまでパレットを、ルークスとして日産に提供してきた他、上級カスタムグレードのパレットSWをルークス・ハイウェイスターシリーズとしてOEM供給してきた。今回、マツダへはパレットSWに相当する車体の提供はない。
ダイハツ・タントの成功以来、トールワゴン軽自動車が引き続き人気だ。昨年2011年末には、ホンダが同クラスの新型車、N BOXを発売したことで競争はさらに激化している。そんな中、スズキはパレットのOEM供給先としてフレアワゴンを追加することで生産量を拡大する。

過去記事(2012/04/22)

パレットが2013年にフルモデルチェンジ、燃費は大幅に向上

パレット&ルークスが2013年秋にフルモデルチェンジ

パレットのフルモデルチェンジが2013年の秋頃に予定されている。パレットは、ハイルーフ軽ワゴンで大ヒットしたダイハツ・タントの対抗車種として2008年にデビュー。来年2013年で5年目になり全面改良することになった。
また、2013年には、同じスズキのワゴンRもフルモデルチェンジが予定されている。MRワゴンの新型プラットフォームとアルトエコの新型エンジンが、パレットとワゴンRに採用され、それぞれ大幅に性能を向上させることになる。

これに伴いパレットの姉妹車種、日産・ルークスもフルモデルチェンジとなり、次期モデルになっても日産とのOEM提携は継続される見込みだ。

(写真は、現行パレット)
パレット

新型パレットは、燃費性能が向上

次期モデルのパレットは、新型プラットフォームの採用による軽量化と超低燃費エンジンR06A型の搭載により燃費は大幅に向上する。現行パレットのJC08モード燃費は20.8km/L。これが新型では28km/L前後になる見込みだ。

(ライバルの現行タント)
タント
ライバルのタントはパレットよりも一足先く、2012年12月頃にフルモデルチェンジが予定されている。この新型タントのJC08モード燃費は28km/L程度になると見込まれており、後出しのパレットは少なくともタントの燃費性能を超えてくるだろう。
昨年2011年は、ダイハツが30km/Lのミライースを発売した直後に、スズキは30.2km/Lのアルトエコを発売した。2012年末から2013年にかけては、タント vs パレットでこのような燃費合戦になるはずだ。

(昨年2011年にデビューしたN BOX)
N BOX
ハイルーフ軽ワゴンのセグメントでは、昨年2011年末にデビューしたホンダのN BOXも加わり競争が激化している。
タントは、助手席側ピラーレス構造を取り入れて使い勝手を向上。N BOXは、センタータンクレイアウトと低床技術を採用することでクラス最大の室内空間を実現。これらに対してパレットは、室内はわずかに狭いものの、Bピラーを備えたしっかりしたボディで乗り心地とハンドリング性能が高いバランス型と言える。

先月2012年3月の販売台数を比較すると、タントの21569台、N BOXの19213台に対し、パレットはルークスと合わせて14416台。モデル末期ということを考えればパレット勢はまずまずの健闘だが、同じくモデル末期のタントが2万台を超える販売を達成しているのは凄まじい人気ぶりがうかがえる。

過去記事(2011/06/27)

軽自動車で納期の早い車種は?

軽自動車の納期は震災以前の水準に近いところまで回復

東日本大震災により新車の納期の遅れが出ているが、これが回復傾向にある。
特にスズキ、ダイハツの軽自動車はほぼ震災以前の水準で工場が稼動しており、サプライチェーン問題は表面上は回復したかに見える。
ただし、これまでに溜まった受注分の納車があるため、納期は少し遅くなるだろう。

主力のワゴンR、ムーヴはぼほ震災前水準に回復

現在ワゴンRの納期の目安は1ヶ月半。
潤沢な在庫があり即納車とはまではいかないが、車検切れに備えて極端に早く注文しなくても手に入る状況だ。
軽自動車の中では最も早い納期となっている。
ターボエンジン搭載車のスティングレーTは遅れる傾向がある。
ムーヴは2ヶ月ぐらいの納期。
新型で余剰に在庫があったため一部グレードでは即納車も可能だ。

タントは新型エンジンに移行

ダイハツタントは6/6より新型の第二世代KFエンジンにモデルチェンジした。
従来より燃費性能のいいエンジンはムーヴなどと同タイプになる。
この時期のエンジン変更は単なる燃費改善策だけでなく、新型エンジンの方が供給しやすい体制にあることとも関係あるだろう。
今後タントの納期はムーヴの2ヶ月並に縮まる可能性が高い。

法人受注が混み合っているアルト、ミラは少し長めの納期

軽自動車の中での価格の安いアルト、ミラの二車種は法人需要が多く、震災後も絶えず受注が続いている。
生産停止時期に納車できなかった分が累積したままで完全にはき切れておらず、工場の生産が回復した現在も納期は2ヶ月半程度は必要になる。

OEM車の供給は後回しにされている

日産のルークスの納期は4ヶ月と軽自動車の中では納車までに時間が掛かる。
ルークスはスズキパレットのOEM車であるが、パレットの納期はわずか2ヶ月。
OEM車の生産が後回しになっているのが見えてくる。

メーカー 車種 納期
スズキ ワゴンR 1ヶ月半
パレット 2ヶ月
アルト 2ヶ月半
ダイハツ ムーヴ 2ヶ月
タント 3ヶ月
ミラ 2ヶ月半
ホンダ ライフ 3ヶ月
日産 モコ 3ヶ月
ルークス 4ヶ月

過去記事(2011/05/27)

軽自動車燃費ランキング(6位~10位)

軽自動車の実用燃費をランキング

軽自動車燃費ランキング(1位~5位)
軽自動車燃費ランキング(11位~)
軽自動車のカタログ燃費ではなく、実際に乗っているオーナーによる実用燃費のランキングです。
6位~10位は人気の背の高いワゴンタイプの軽自動車がランクインしてきた。

6位:ラパン 実用燃費17.32km/L

基本設計は古いが、CVT搭載で燃費を伸ばしている。
全高は低いが、スクウェアなデザインなので、室内は意外と広い。
ベースとなっているのは、スズキアルト。

7位:ムーヴ 実用燃費17.12km/L

10・15モード燃費は27.0km/Lとハイトワゴンタイプの軽自動車では最も燃費がいいが、実燃費ではそこまでの実力はなく、ライバルのワゴンRよりも劣る。
やはり、ワゴンボディは車体重量は増えるし、風の抵抗も受けやすいので、燃費の面では不利になる。
室内の広さを求めるなら、燃費性能とのバランスのいい車種だ。

8位:トッポ 実用燃費16.90km/L

設計が古く10・15モード燃費は21.0km/L。ムーヴと比較して大きな差があるが、実用燃費ではほとんど変わらない。
三菱車は不人気なので中古車は安いし、新車も値引きが期待できる。
経済性を重視するならお薦めの軽ワゴン車となる。

9位:ムーヴコンテ 実用燃費15.92km/L

ムーヴと共通のパワートレーンだが、アイドリングストップは付かない。
ボディサイズが少し大きく、車体重量が少し重いことと、スクウェアなボディ形状は空力特性上デメリット。
ムーヴよりもやや実燃費性能が劣る。

10位:パレット 実用燃費15.72km/L

全高が高く車内は広々。
最近はこういったタイプの軽自動車が特に人気だ。
ライバルのタントと共に売り上げを伸ばしている。
大きく重いボディのため、燃費性能は最高とは言えないが、室内の広さを考えれば十分満足のいくレベルだ。

軽自動車の実用燃費 6位~10位 まとめ

アイドリングストップシステムはコスト高の割りに、実燃費としてはほとんど無意味。
CVTは低燃費効果が高い。
背の高いワゴンタイプが人気だが、全高はなるべく低く車体重量が軽いものが燃費の面ではメリットになる。
コンパクトカーよりも軽自動車は燃費が悪いという声も聞くが、ほぼ同等の燃費性能と言える。
ただし、ターボエンジン車は燃費が悪化する傾向がある。
ある程度の余裕をもった走りを求めるなら、コンパクトカーの選択がお薦め。

過去記事(2011/02/07)

AZワゴン、ワゴンR他、軽トールワゴンOEMまとめ

AZワゴンも見積りを出してみよう

軽トールワゴンの人気が続いている。販売チャンネルが競合するOEM車種は競争が激しく、これを利用すれば、値引きも大きくなる場合がある。
OEM先で販売される車種は、車両本体の大部分はOEM元の車種と同じだ。製造自体もOEM元が行っている。特別な拘りが無いのであれば、両方の見積りを取り、値引き競争させるのが基本だ。ワゴンRを買うなら、AZワゴンも見積りを出してみよう。

OEM先 OEM元 全高[mm]
マツダ AZ-ワゴン スズキ ワゴンR 1640
日産 モコ スズキ MRワゴン 1625
日産 ルークス スズキ パレット 1735
マツダ スクラム スズキ エブリィワゴン 1795
スバル ステラ(予定) ダイハツ ムーヴ 1620
スバル ルクラ ダイハツ タントエグゼ 1730
スバル ディアスワゴン ダイハツ アトレーワゴン 1875

AZ-ワゴン

AZワゴン
AZ-ワゴンはマツダから販売されている。中身はワゴンRと同じだ。
知名度の割には、中古車相場はワゴンRに近い。

モコ

モコは日産から販売されている。OEM車の中では専用設計がやや多い。フロント部分はモコのオリジナルで、MRワゴンとの差別化が大きい。

ルークス

日産ルークスはスズキパレットのOEM車だ。ルークスが上級グレードのハイウェイスターをメインに販売促進しているのに対し、パレットはベースグレードと上級のパレットSW共に力を入れている。

ステラ

ステラはスバルが現在唯一製造する軽自動車だ。四輪独立懸架のサスペンションを装備し、乗り心地とハンドリング性能は軽トールワゴン車の中でも評価が高い。他車と比較し室内がやや狭く、不人気車となっている。今後、ダイハツのムーヴをOEM元として供給を受ける予定で、スバルとしての軽自動車生産は終了する。

ルクラ

スバル・ルクラはダイハツ・タントエグゼのOEM車種だ。人気車タントのスライドドアを廃止したモデルとなる。スライドドア付きのタントのOEM車は現在無い。

ディアスワゴン

スバル・ディアスワゴンはダイハツ・アトレーワゴンのOEM車だ。
スバルはダイハツと軽自動車に関して提携しているが、主力のムーヴ、タントの供給は受けることができていない。

一円でも安い方が得か?

OEM元、OEM先の二車種を競合させて、見積価格が1円でも安い方がお得感がありそうだが、実はそれほど単純ではない。
基本的にOEM先の車種より、OEM元の車種の方が中古車としての市場価値が高い。つまり新車購入の見積りでOEM元、OEM先の見積りが同程度なら、OEM元の車種を買った方が、後々後悔が少なくてすむ。
車として価値がなくなるまで乗り潰すという考えの方なら、1円でも安い方がお得だろう。しかし軽自動車は製造年から長く経過しても市場価値がある。例えばワゴンRは10年落ちでも走行が5~6万キロ程度なら25万円程度で業者間で取引されている。12年落ち8万キロ程度ですら10万円を割る事は少ない。

基本はOEM元車種の方が高価値

OEM元車種の方が中古車価値が高い場合が多いが、これはOEM先の方が販売台数や知名度が高い車種でさえ成り立つ。
一つの例として、日産モコとスズキMRワゴンを考えよう。
モデルチェンジの時期はMRワゴンが先行してデビュー行われる分、MRワゴンにとって有利な販売状況になるが、大部分の期間は日産モコの方が多く売れてきた。中古車の流通量もモコの方が数倍も多い。
こういうOEM先の販売台数の方が大きくなるような人気逆転車種でも、2~3年落ちのカーオークション相場、つまり中古車の卸値はOEM元車種のMRワゴンの方が10万円程度高い。
ただし、AZワゴンに関しては思ったより相場での価値が高い。オリジナルのワゴンRとの差があまり見られなかった。

過去記事(2011/01/30)

パレット新型(スズキMK21S)の口コミ評価

パレット
パレット X

スズキ・パレットとダイハツ・タントの比較

パレットのライバルとして挙げられるのはタントだ。口コミでもこの二車で比較検討したという報告も多く、どういった違いがあるのかまとめてみた。
タント
ライバル車 ダイハツ・タント

総合力ではパレットの方が上

簡単に言うと、少しでも広い室内空間を求めるならばタントを選択するのがいい。
ただし、パレットでも十分広いし、使い勝手や乗り心地そして運転のしやすさなど総合的に判断するとパレットの方が優れる。
では、要素ごとに見てみよう。

室内の広さ

パレットでもかなり広いと言えるが、タントの方が一回り上の広さを感じる。特にタントの室内幅1,350mmは5ナンバー車に迫る数値である。ただし薄い側面は車体剛性や衝突安全性能が犠牲になっていることも考慮しておこう。
パレットは低床化技術が導入されているのも注目だ。全高を落として室内高を高くすることに成功している。
室内長:パレット2,085mm、タント2,160mm(パレットが-75mm)
室内幅:パレット1,280mm、タント1,350mm(パレットが-70mm)
室内高:パレット1,365mm、タント1,355mm(パレットが+10mm)
全高:パレット1,735mm、タント1,1750mm(パレットが-15mm)
室内比較

スライドドア

パレットが両側スライドドアを採用しているのに対し、タントは左側スライドドアのみだ。
タントは左側がピラーレスになり、開口部を広くしたのがアピールポイントであるが、フロントドアを同時に開けなければピラーの有るパレットと開口幅はほとんど変わらない。
スライドドアに関しての口コミは概してパレットの方が高評価だ。

加速性能

元気のいい加速のタントに対し、ゆっくりのパレットという評価が多い。車体重量もパレットの方が両側スライドドアにした事と厚い側面の影響で30kgほど重い。
試乗車で比べる場合の注意点は、タントの試乗車はほとんどターボ車を用意しているのに対し、パレットはNA車を多く用意している。したがって単純に比較できないことも要注意だ。
また、トランスミッションの違いも加速性能を左右する。4AT車のNAエンジンでは、パレット、タント共に加速性能は期待できない。CVTならNAエンジンでも交通の流れに乗るのは比較的容易だ。現在のラインナップではパレット、タント共に全車CVTが採用されているので心配が要らない。中古車で購入を検討している場合は4ATとCVTの違いを確認しておこう。
パレットはターボエンジンでも燃費がいい。予算に余裕があるなら、ターボエンジンにした方が後悔がないだろう。

乗り心地、ハンドリング

乗り心地、ハンドリングについてはパレットの口コミ評価が高い。パレットは頑丈なボディと低床化、そして専用開発したサスペンションなど乗り心地やハンドリングを上げる要素にコストをかけている。背の高い軽自動車を運転している気がしないと評判だ。
逆にタントは、室内空間を広げることに力を注いだ。揺れも激しく、高速道路の運転も疲れる。
この違いは大きいものだが、重要と考えるかは顧客によるだろう。近所の買い物や保育所の送り迎え程度なら重要ではなくタントのより広々とした空間を魅力に感じるだろう。しかし、たまには遠出したりするファーストカーとして考えるなら、パレットの乗り心地やハンドリングの良さは重要なポイントだ。

シート

前席、後席のシートの出来もパレットの方が評価が高い。
パレットのフロントシートはホールド感があり、長時間の運転にも対応した感じがある。
パレットのリアシートはスライドがしにくいものの、クッションも良くサスペンションの出来も相まって乗り心地は良好だ。

パレットのスペック

エンジン、トランスミッション

NAエンジンはK6A型直3DOHC VVT、ターボエンジンはK6A型 658cc 直3 DOHC インタークーラーターボとなっている。どちらもワゴンR等でおなじみで信頼性も高い。
トランスミッションは初期モデルは4ATの設定があったが、現在は全車CVTだ。CVTの仕上がりもスムーズで口コミでも評価が高い。一昔前のCVT車のギクシャク感はない。

サスペンション

パレットはトールワゴン軽自動車のカテゴリーを越えた乗り心地とハンドリング性能を持っており評価が高い。サスペンションは専用設計されたもので、フロントがマクファーソン・ストラット式、リアがI.T.L.(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)式コイルスプリングとなっている。