スズキ・MRワゴン、日産・モコの次期モデルは無し、車種整理カタログ落ちへ

スズキ

MRワゴン&モコは現行モデルで販売終了、車種継続は困難

スズキの現行MRワゴンは2011年にデビューしたモデルであった。日産へも完成車体が供給され、モコの車名で販売される。

(写真は現行スズキ・MRワゴン)
MRワゴン

MRワゴンの先代型の販売期間は約5年間であったが、現行型は既に販売4年が経過している。次期モデルについての噂も出始める時期ではあるが、次期MRワゴンの発売予定は無し。つまりカタログ落ちすることになりそうである。

(写真は現行日産・モコ)
モコ

日産の軽自動車はNMKV社のモデルへシフトしていく、スズキは新たな人気車種ハスラーに注力

MRワゴンの後継モデルが設定されない理由としては、姉妹車種モコを販売してきた日産の影響が大きいとされる。日産は三菱自動車と軽自動車事業に関する協業契約を締結しており、2011年にNMKV社を共同出資で設立した。NMKV社は日産および三菱自動車で販売される軽自動車の開発、生産を担当しており、車種ラインナップを拡充させつつある。

(写真はNMKV社が製造する日産・ディズルークス)
デイズルークス

そんななか、日産が販売する軽自動車ラインアップは、なるべくNMKV社の製品にしていく動きがある。この流れに従い、日産はスズキからモコの車体供給を受けることを現行モデルで解消し、今後はNMKV社のモデルを販売することに力が注がれることになる。

スズキは自社ブランドのMRワゴンのみで販売しなければならなくなり、車種を維持することは困難となる。

(写真はハスラー)
ハスラークーペ コンセプト

一方でMRワゴンと同クラスサイズであるワゴンRは、販売台数とブランド力に揺るぎがない。さらに2014年からは新たな人気車種としてハスラーが加わっており、MRワゴンのカタログ落ち後も、ワゴンR、ハスラーの2車種に集中していくことで販売台数を維持することが考えられる。

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