スズキ新型イグニス、目標を何とか上回る販売台数、マイルドハイブリッド搭載

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イグニスの初期販売が目標を達成、AセグメントSUVは日本市場で生き残れるか?

新型イグニスはスズキが2月に発売したAセグメントのクロスオーバーSUV。その販売台数のデータが上がってきており、2016年2月は2089台、同3月は2215台となった。

(写真は新型イグニス、東京モーターショー2015)
イグニス

新型イグニスはグローバル車種ではあるが、昨年の東京モーターショーでワールドプレミアされただけあって、日本も主力市場の一つとして考えられたモデルである。インドから逆輸入販売されるバレーノと違い、イグニスは国産車となっている。

スズキ新型イグニス スズキ イグニス

ただし、その販売台数は月間2000台を上回る水準となった。発売初期については、ひとまず目標の1500台を達成したものの、今後もこのレベルを維持できるかは非常に疑問だ。これまであまり手がつけられていなかったジャンルの車種だけに苦戦を強いられることが予想される。

イグニス インテリア

新型イグニスはマイルドハイブリッド搭載、Aセグメント車としては割高な価格設定

イグニスは全車ハイブリッドの設定になっていることもポイントの一つである。ただし、マイルドハイブリッドであることからJC08モード燃費は28.8km/Lと控えめ。今月4月に発売されたAセグメントのトヨタ・パッソが1.0L NAエンジン搭載で28.0km/Lであるから、これと大差ない状況となっている。

イグニス トランクルーム イグニス リアシート

また、ハイブリッドシステム搭載による高めの車両価格も購入のハードルとなっているだろう。138万2400円からというイグニスの車両価格は、パッソの115万0200円と比較しても割高感が否めない。今後、低価格な1.0Lモデルが追加発売してくれれば、販売のテコ入れとなりそうだが。

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