スズキはSUVタイプの小型乗用車「イグニス」を一部仕様変更し9月7日に発売した。
2WD(FF)モデルの消費税込み車両本体価格
- HYBRID MG(1,600,500円)
- HYBRID MV(1,747,900円)
- HYBRID MF(1,856,800円)
※ 4WDモデルは136,000円アップ
イグニスの販売期間は5年が経過、フルモデルチェンジはまだ先か
スズキ・イグニスは2016年に発売されたモデル。日本では例が少ない、AセグメントクラスのSUVとなる。国内向けには相良工場で生産されたものが販売されるが、グローバル向けとしてインドのマルチ・スズキでも生産される。
軽自動車規格から少しオーバーしてしまうというボディサイズの特徴からも海外販売を主力に考えられた車種となる。日本市場においては全車マイルドハイブリッドの設定により、プレミアムな小型SUVのイメージで販売されてきた。
イグニスの販売期間は5年を過ぎており、次期型へのフルモデルチェンジ情報も気になるところである。しかし、昨年2020年にマイナーモデルチェンジを受けたばかりであることから、現行の後期型モデルの販売はしばらく継続されることになるだろう。
イグニスの一部仕様変更では、新グレードHYBRID MVを追加
今回の一部仕様変更では、新グレード「HYBRID MV」が設定され、「HYBRID MG」、「HYBRID MF」と合わせた3グレードの構成となった。
また、「HYBRID MG」と新グレード「HYBRID MV」にも「HYBRID MF」の力強さを表現したバンパーが採用された。
新グレード「HYBRID MV」は、LEDヘッドランプ、LEDフロントフォグランプ、リヤフォグランプに加え、パドルシフトを追加することにより、力強い印象のエクステリアと操る楽しさが追求された。
「HYBRID MG」には、キーレスプッシュスタートシステムやフルオートエアコンの快適装備が追加され、「HYBRID MF」は、アクティブな使用を考慮したレザー調シートや防汚タイプのラゲッジフロアはそのままに、新たにラゲッジシェルフが標準装備となった。
月間目標販売台数は1500台となる。
イグニスは登録車でありながらも室内は軽自動車並にタイトである。そういったこともあり、国内ウケが難しい。ただし、同じスズキのコンパクトSUV、クロスビーと比較した場合、イグニスの走行性能の高さには定評がある。