新型WRX STIがジュネーブモーターショー2014でワールドプレミア
スバルは、今月3月に開催されたジュネーブモーターショー2014で、WRX STI欧州仕様を発表した。
新型WRX STIの市販モデルは、既に1月開催のデトロイトでワールドプレミアを迎えていた。今回のジュネーブ発表は単なる欧州プレミアという意味だけでなく、エンジンスペックも欧州向けに改変されおり、欧州のファンの注目を集めた。
欧州仕様の新型WRX STIに搭載されるユニットは2.5Lの4気筒ボクサーターボであることは、先行発表された北米仕様と変わりがない。ただし、最大トルクは41.5kgmとなっており、これは北米仕様の40.1kgmから1.4kgmのパフォーマンスアップが盛り込まれている。しかし欧州仕様の最大出力は300psに抑えられ、北米仕様より5ps引き下げられた。馬力よりもトルクを重視したセッティングがなされており、この辺りは欧州のファンの好みに合わせて仕様が変更されたと考える。
WRX STI日本仕様はエンジンタイプそのものを変えてくる可能性があり、これまで通りEJ20ターボをベースとするユニットも選択肢の一つとなるだろう。
WRX STI英国仕様の発売は2014年5月1日にもスタートする見込み。その価格が従来モデル比で日本円換算約67万円の値下げとなっているのも特筆すべきポイントである。
新型WRX STIがベースのニュル24車両もジュネーブに出展
また今回のジュネーブショーでは、新型WRX STIをベースとした2014年向けのニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦車両も出展された。
既に1月の東京オートサロン2014でも発表があったモデルであるが、6月の参戦に向けて欧州に運ばれたことが確認できた。