新型ステラが2011/5/24にムーヴOEMでデビュー

スバル

スバルの軽ワゴン、ステラがフルモデルチェンジ

激戦の軽ワゴン車セグメントの中で、残念ながら不人気だったステラがフルモデルチェンジとなる。
その新型ステラは、スバルと同じくトヨタ傘下のダイハツからOEM供給を受けることになり、車名ブランドは残るものの、事実上はラインアップから消えることになる。
製造はダイハツが行う。
基本的には、ダイハツのムーヴと共通車両となるが、詳細は不明。
OEM車は、オリジナルとエンブレムを除いて全くの同一車両になる場合もあれば、アレンジが多く加えられた全くキャラクターの違う車として販売される場合もある。
今回の新型ステラがオリジナルのムーヴと、どういった違いになるのか、気になるところだ。
新型ステラ

値引きが期待できる

新型ステラのような、OEM供給を受ける側の車は、メーカー希望小売価格こそオリジナルと共通だが、実際に販売される値引き後の価格は、オリジナルのそれよりも安くなる場合が多い。
価格的メリットがなければ、同一車体とは言えブランド力の低い車種は選ばれないからだ。
また、メンテナンスを受ける場合も、ダイハツのディーラーで受けた方が何となく安心感があるだろう。
そういった理由から、新型ステラはムーヴよりも値引き額がより大きくなる可能性がある。
ムーヴを買う場合は、スバルでも新型ステラの見積もりを取るようにしよう。

スバルらしさは消えた

旧ステラはライバルの軽ワゴン車よりも室内がやや狭かったが、軽自動車では数少ない4気筒エンジンを搭載していたほか、4輪独立サスペンションによるしなやかな乗り心地を持つなど、軽自動車としては上質な仕上がりであった。
今回のOEM提携によるモデルチェンジで広い室内空間を手に入れることができたが、ドライブフィールや乗り心地といったクルマの中身にこだわったスバルらしさが無くなってしまったことは非常に残念に思う。

発売は2011年5月24日の予定となっている。
OEM車とは言え新型車の投入は、自動車のサプライチェーン問題が次第に改善しつつあることを象徴している。

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