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インプレッサスポーツがハイブリッド化、発売計画が更に延期
スバル初のハイブリッドカーとして注目されてきたインプレッサハイブリッドの発売が延期となりそうである。これまで幾度と無く計画が延期され、最近では2012年度内の発売ということであったが、これもまた延期。現在は2013年の6月頃の発売予測となっている。
また、スバル初のハイブリッドカーはセダンのG4、あるいはSUVのXVになるのではという話もあった。しかし、これはハッチバックのインプレッサSPORTになりそうだ。
インプレッサSPORTハイブリッドに搭載されるのはFA20型4WDハイブリッド案が最も有力
ハイブリッド化のベースとなる水平対向エンジンの排気量としては、1.6Lと2.0Lの二案があったのだが、これは2.0Lに決まりそうである。
また2.0Lの水平対向エンジンはFA型とFB型の2タイプあるが、どちらをベースにしたものかはまだはっきりわからない。86/BRZと同じFA型をベースにしたシステムが優勢か。
(写真はBRZのFA20水平対向エンジン)
これまで発売が延期となってきた理由はやはりハイブリッドシステムの開発の遅れにあるようだ。トヨタからの技術供与はあるものの水平対向エンジンによるハイブリッドシステムであるためスバル独自による開発が必要である。それも4WD方式になるということで、駆動システムを含めた設計が必要となり時間が掛かってしまったというわけだ。
ハイブリッドの4WDといえば、リア駆動を電気モーターだけとするシステムがいくらか商品化されてきた。しかし、インプレッサスポーツハイブリッドに搭載されるのは、従来型のプロペラシャフトを使った4WDということだ。後輪をモーター駆動だけにした4WDの方がシンプルでコストもかからず燃費も良さそうに感じる。しかし、プロペラシャフトを使った4WDシステムは、これまで蓄積してきた技術の活用がしやすいという利点がある。インプレッサスポーツハイブリッド(AWDモデル)で想定される燃費性能はJC08モードで20km/L前後であり、燃費性能を競うような仕様にはならないだろう。ただし、スバルらしい走行フィールを重視したクルマになるはずだ。
インプレッサスポーツハイブリッドは最上級グレードに設定され、価格は300万円近くになることが見込まれる。
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