新型インプレッサ スポーツ/G4が発売、燃費が大幅向上

スバル

インプレッサがフルモデルチェンジ、12/20発売

インプレッサがフルモデルチェンジする。
発売日は12月20日。
4ドアセダンのインプレッサG4と、5ドアワゴンのインプレッサSPORT、2つのボディタイプの同時デビューとなる。
ボディサイズは全長4415mm×全幅1740mm×全高1465mmと、全高が先代比で10mm低くなり、他は同サイズを維持。
全高が下がった分、先代よりも小さくなっているのだが、実物を見た雰囲気は車格が一つ上のレガシィをシェイプアップしてスポーティーにしたイメージに近い。
スバル車のラインアップでは、レガシィがサイズアップし2.5Lクラスになった。
このインプレッサが1.6Lと2.0Lの2タイプの水平対向エンジンを採用することで、従来のレガシィ2.0Lのポジションを引き継ぐことになる。

(インプレッサG4 セダン の写真)
インプレッサ G4 セダン

(インプレッサスポーツ ワゴン の写真)
インプレッサ スポーツ ワゴン

新型インプレッサは燃費が良くなる

今回のインプレッサから、新型のFB型水平対向エンジンが採用される。
このエンジンには1.5Lのラインアップが無く、従来からのインプレッサ1.5Lユーザーからすれば、税制上不利な面が出てくるのは残念。
新型の1.6Lエンジンは従来の1.5Lに比べ100ccの排気量アップになるものの、燃費は大幅に良くなり、エンジン単体の燃費性能だけでも約10%向上するという。
この他に、トランスミッションのCVT化やアイドリングストップの採用、電動パワステの装備、転がり抵抗の低減、空力特性の低減などで、車体全体としては先代比で約2~3割の燃費性能が向上する。
新型インプレッサの10・15モード燃費を先代モデルと比較してみると、先代のFF 1.5Lが15.6km/L、新型のFF 1.6Lは18.8km/L。
上級グレードに相当する2.0L 4WDでは、先代が14.0km/L、新型は17.0km/Lと約27%の燃費向上になる。

室内が広くなった新型インプレッサ

新型インプレッサのボディサイズは、横方向のディメンションは先代比と共通であるが、全高が1cm低くなった。
それにもかかわらず、室内が広くなっているのは高評価を得るはずだ。
ホイールベース25mmが延長され、その分はしっかりとリアシートの足元の広さに使うことで、後席の居住性は向上した。
さらに、Aピラーの下端を前方に200mm移動させたという。これにより、フロントシートからの視界に開放感が加わった。
ドアは薄型化が施され、室内は左右方向にも広くなっている。

アイサイト装備グレードも設定

インプレッサは、今回のフルモデルチェンジからアイサイトバージョン2を装備したグレードが用意される。
アイサイトが設定されるグレードは、2.0Lエンジンの4WD仕様のモデルの「2.0iアイサイト」と「2.0i-Sアイサイト」のみ。
2.0iアイサイトの車体価格は219万4500円で、これはアイサイト非装備車の2.0iから10万5000円の価格アップとなる。
ただし、主力グレードの1.6i CVT 2WDには、アイサイトの設定がされないのは残念だ。
今後のマイナーチェンジや特別仕様車の設定で、1.6Lエンジングレードにもアイサイトが装備されることを期待したい。

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