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V37スカイラインのエクステリアデザインはフーガの小型版
新型V37スカイラインの2013年発売が確実視されつつある。既にカモフラージュ柄が施されたテスト車両画像が出回っており、その開発が最終段階に入ったことは間違い無いだろう。その姿を見る限り、新型V37スカイラインは、現行フーガと比較して一回り小さくスポーティーになり、エクステリアデザインの方向性はフーガと相当近いものになるだろう。
V37スカイライン(セダン)の発売時期は2013年の春~秋ぐらい、スカイラインクーペについては1年遅れの2014年頃になる予測である。
(写真はV37スカイラインとデザインが近くなる現行インフィニティMシリーズ)
V37スカイラインに搭載されるエンジン候補、ハイブリッド見送りの可能性
V37スカイラインに搭載されるエンジンをめぐって多くのタイプが候補に挙げられている。より上級なエンジンから見ていくと、まずフーガと共通のV6 3.5Lハイブリッドがある。ただ前述の通り、V37スカイラインはフーガと相当近いボディデザインになることが予測され、差別化のためスカイラインにはハイブリッドが設定されないという話もある。現時点では採用の可能性は50%といったところだろう。
次に考えられるのが、V6 3.0Lターボである。V37開発当初から重視されていたダウンサイジングターボエンジンで型式はVQ30VDT。現行V36スカイラインの3.5Lモデルに置き換わる燃費性能の高い新開発エンジンである。気がかりなのは、日産がベンツ(ダイムラー社)とV6エンジンについての業務提携を発表してから、このVQ30VDTエンジンの話題が少なくなっていることだ。日産の自社開発が中断している可能性も指摘されている。
そして、メイングレードとして考えられているのが、V6 3.0Lの新型エンジンである。これは日産開発のもので従来のVQ系エンジンと比較して大幅に燃費性能を向上させたエンジンになりそうだ。
さらに、エントリーグレードとして直4ターボモデルが後追い投入されるだろう。これはベンツとの共同開発エンジンで、先日のレポートでお伝えした次期シルビアへの搭載も想定されているものである。ただし、このエンジンは排気量がいくらになるのか明確な情報が出ていない。1.8~2.4L程度とされているが、小さな排気量が選ばれた場合、V37スカイラインへの搭載はミスマッチとなってしまい実現は難しいだろう。