次期ティアナはスーパーチャージャーハイブリッドエンジン搭載
ティアナのフルモデルチェンジは、2013年5月頃になると前回の記事で書いたが、さらに新しい情報が入ってきた。
次期ティアナに採用されるKR25DE型の2.5Lハイブリッドエンジンは、ただのハイブリッドエンジンではなく、スーパーチャージャー搭載モデルも存在するようだ。
つまり次期ティアナは、2.5L直4エンジン+スーパーチャージャー+電気モーターという構成からなる低燃費ハイパワーユニットの採用が検討されている。
このエンジンは高出力ではあるものの、新型ティアナに搭載した場合の燃費性能は20km/L前後という、厳しい目標で開発されている。
スーパーチャージャーは全グレードに採用というわけではなく、最上級グレードのスポーツモデルにのみの採用と考えるのが現在のところ妥当である。
また、このエンジンはティアナだけに留まらず、将来的には日産の3.0Lオーバークラスの他車種への転用も考えられている。
例えばムラーノのようなFFの設定がある車種は、転用することが比較的容易であるようだ。
さらに、フーガやスカイライン、フェアレディZのようなFR車でも、エンジンを縦置きすることで転用できないか検討されている。
この新型エンジンは、2.5L直4ベースによる優れた燃費性能と、モーター+スーパーチャージャーによるトルクフルな走りが期待できるため、次世代スポーツモデルに相応しいパワーユニットと言えるだろう。
(写真は現行ティアナ)
ティアナ・コンセプトがニューヨーク国際オートショーで公開予定
来月の2012年4月6日から一般公開が始まるニューヨーク国際オートショーにて、次期モデルのティアナがいよいよ公開される予定だ。
現段階ではあくまでコンセプトモデルということであるが、約一年後の発売を控えているだけに、市販車に近いモデルが公開されるのではと期待が高まる。
このティアナコンセプトは、前述の2.5L直4ハイブリッド+スーパーチャージャーエンジンが搭載される見込みだ。