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セレナのモデルチェンジ、新フロントグリルの装備と燃費性能の向上
日産のセレナがモデルチェンジ受けて12月下旬より発売される予定。既に予約受付が始まっている。
今回の改変はビッグマイナーモデルチェンジに相当する。フロント周りを中心とするエクステリアデザインは大幅に変更が加えられイメージは一新される。写真は今月12月1日まで開催された東京モーターショー2013に参考出品された新型セレナである。
新型セレナ S-ハイブリッドのJC08モード燃費は16.0km/L、先進安全システム装備
燃費性能の向上も新型セレナの大きなトピックである。昨年2012年に2.0Lクラスミニバンとして初のハイブリッドモデルをラインアップしたセレナであるが、その「S-ハイブリッド」搭載モデルのJC08モード燃費が15.2km/Lから16.0km/Lへと向上する。
一方、ライバルのトヨタは2014年初頭にもノア&ヴォクシーをフルモデルチェンジさせたニューモデルを投入してくる。これらにはハイブリッドモデルもラインアップされ、そのJC08モード燃費は23.8km/Lに達する見込み。これに加えて、通常の2.0Lガソリンエンジン車も用意されるが、こちらのJC08モード燃費は16.0km/Lに達する見込みだ。
つまりセレナのS-ハイブリッドは燃費性能を改良させたとしつつも、トヨタの通常ガソリンエンジン車の水準に並んだに過ぎない。燃費に関してはセレナは不利な状況と考える。
ただし、新型セレナは先進安全システムが積極的にグレード展開される。エントリーグレードの20Sを除いた全車(20X、20G、ハイウェイスター)に「エマージェンシーブレーキ」と「LDW(車線逸脱警報)」が標準装備される。このほかアドバンスドセーフティーパッケージが用意され「踏み間違い衝突防止アシスト」と「アランドビューモニター」の標準装備化が可能となる。