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セレナは2016年8月フルモデルチェンジ、ミニバンに自動運転技術を採用
日産の主力ミニバン、セレナが2016年8月頃にフルモデルチェンジされる。そして、市販車としては初めてとなる自動運転車技術が採用される見込みだ。
日産は2015年の東京モーターショーでIDSコンセプトを発表した。これは自動運転技術が装備された次世代型電気自動車を予告するモデルであった。ただし、自動運転技術に関しては、ガソリンを燃料とする従来型パワートレインを搭載するミニバンモデルにおいて先に市販化されることになる。つまり今夏発売の次期セレナは自動運転技術が搭載されることになる。
次期セレナは車線維持のハンドル操作と速度制御、停止からの再発進が可能に
次期セレナに採用される自動運転技術はパイロットドライブ1.0と名付けられる。
前方車両を認識することで自車を速度制御する機能であるクルーズコントロール、あるいは自動ブレーキ機能に代表される安全運転支援システムについては既に多くの市販車に採用される時代となっている。そしてパイロットドライブ1.0は、高速道路上におけるハンドル操作によるレーントレース、および渋滞時の停止からの再発進が可能となる。
(ハンドルがタブレット端末にトランスフォームするのはまだ先になりそう)
まだ車線変更ができなかったり、ドライバーが運転席でハンドルを握っている必要があるなど、完全な自動運転技術ではないが、高速道路での長距離移動におけるドライバーのストレスが相当軽減されることは間違いないだろう。
また、次期セレナのパワートレインとしては、エクストレイルに搭載される2.0Lの1モーター2クラッチ式ハイブリッドの採用が予想される。開発中の1.2Lのシリーズ式ハイブリッドも遅れて追加採用される可能性がある。