ジュークがフルモデルチェンジ、市販型公開は2017年3月ジュネーブモーターショー予想
日産・ジュークのフルモデルチェンジに向けての準備が進められている。3月9日より開催されるジュネーブモーターショー2017でのワールドプレミアが予想される。
近年の欧州市場における日産は、SUVイメージ先行で販売戦略が取られてきた印象が強い。キャシュカイ、エクストレイルといった中小型クロスオーバーSUVの他、BセグメントSUVのジュークも販売実績のあるモデルの一つ。次期ジュークについてもこれまで欧州市場先行でプロモーションが進められており、2015年のジュネーブモーターショーではGRIPZコンセプトとして、次期型の提案が行われてきた。
そして、GRIPZコンセプト発表から2年を経て、フルモデルチェンジした新型ジュークが発表されることになるだろう。
新型ジュークハイブリッドはe-POWER搭載、レンジエクステンダー方式
2015年のGRIPZコンセプトで示されたのは、電気自動車リーフのモーターと発電専用エンジンを搭載したレンジエクステンダー方式によるパワートレインであった。別名シリーズ式ハイブリッドと呼ばれるこのシステムは、パラレル式あるいはシリーズパラレル式と比較して燃費性能でもコスト面でも不利であり、その実現を疑問視する見方もあった。
ただし、日産は先日の2016年11月2日にノートe-POWERとして、同システムを搭載した市販車を発売。もはや次期ジュークへの搭載を疑う者はいないはずだ。
一方でトヨタは、C-HRとしてプリウスベースのクロスオーバーSUVを2016年12月14日に発売予定となっており、これがちょっとしたSUVブームの火付け役になる可能性がある。そんな中、車体も車両価格もワンサイズ小さいジュークがフルモデルチェンジして発売されれば、こちらもかなりの販売台数となることが予想される。