新型ミラージュ欧州仕様は出力重視のセッティング、1.0Lと1.2Lがラインアップ

三菱

ミラージュ欧州仕様が発表、パリモーターショー2012画像

パリモーターショー2012で三菱自動車がヨーロッパに送り出したのは新型『ミラージュ』である。
ミラージュ パリモーターショー2012
ミラージュ グリーン
ミラージュと言えばコンパクトカーとして日本でもなじみ深い車種だが、今年2012年よりタイの工場で生産され逆輸入されるという、実は国際色の強い車種でもある。新世代グローバルコンパクトカーをコンセプトとして開発されており、三菱はこの新型ミラージュを欧州でデビューさせるにあたり若干の欧州仕様をほどこしてきた。
ミラージュ 後席中央ヘッドレスト
(欧州仕様は後席中央ヘッドレストを装備。)
ミラージュ 内装

ミラージュ欧州仕様は、よりパワフルな仕様に

欧州仕様の新型ミラージュは、1.0Lと1.2Lという2タイプの直列3気筒ガソリンエンジンをラインアップしているところが大きな特徴である。
1.2Lの直列3気筒ガソリンエンジンは日本仕様では設定されておらず、1.0Lエンジンのボアアップ版ということになる。最大出力は80ps、最大トルクは10.8kgmというパフォーマンスで、欧州複合モード燃費は24.39km/L、CO2排出量は96g/kmと環境性能もかなりのレベルにある。
また1.0Lエンジンも日本のそれとは若干異なる仕様で、最大出力は71ps、最大トルクは9kgmと、日本の69ps、8.8kgmと比較すると出力重視のセッティングが採用されている。この1.0Lエンジンでの欧州複合モード燃費は25km/L、CO2排出量は92g/kmとなっている。
新型ミラージュ 白
三菱自動車いわく、「セグメントでベストの燃費とCO2性能」と自信を見せていることからも、近年では重要視される環境性能においてかなりの注目を集めたことは容易に想像できるだろう。タイ、日本などのアジア諸国に続いて、欧州仕様の新型ミラージュは2013年初頭から順次発売され、オーストラリアや他の世界市場でも同様にリリースされる予定とのことだ。

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