次期eKワゴンは三菱&日産の合作、2013年夏頃に発売の見込み

三菱

eKワゴンが2013年夏発売、NMKV開発による第一号車

軽自動車市場に進出したいがノウハウを持たない日産。そして50年以上にわたって軽自動車を生産してはいるものの次期モデルの開発資金が足りない三菱。この両社がNMKVという軽自動車の企画・開発を担当する別会社を折半による共同出資で立ち上げ、次期eKワゴンの開発が進められている。
現行eKワゴンに関しては、三菱が製造したものを日産のオッティとして販売するというOEM提携はあるのだが、共同出資による開発は次期モデルが初めてとなる。

まず、次期eKワゴンの全高は1.6m以上になる見込み。現行eKワゴンは、ワゴンボディながらも全高を1.55m以下に抑え、多くの立体駐車場に入るサイズであることが特徴であった。しかし次期モデルは、都市部だけにある駐車場事情よりも室内空間の広さを優先するボディサイズとなりそうである。
ほぼ同サイズになると思われる軽ワゴン車は、スズキ・ワゴンRとダイハツ・ムーブ、さらに最近ではホンダ・N BOXも加わり、超激戦のセグメントに参入することになる。

(写真は現行ekワゴン)
ekワゴン

次期eKワゴン、生産は三菱だが販売は日産頼み

eKワゴンの実質的な生産は三菱の水島工場が受け持つことになる。

NMKVの計画では、まずは次期eKワゴンを2013年夏頃に発売。その後も新車種の投入を続け、最終的には軽自動車シェアの20%を獲得することを目標としている。

日産の関与は資金面だけでなく、販売面でも重要な役割を果たすだろう。
国内での販売力が弱い三菱に対し、日産は自社製の軽自動車を持たないOEM供給だけに頼った販売でありながらも、売った車の4台に1台が軽自動車という水準にまで軽自動車の販売力を高めている。
そんな中、日産主導によるエクステリアのデザインが行われているようで、新型ノート調のフロントグリルも候補になっているようである。

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