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マツダのスカイアクティブテクノロジー搭載の新型デミオが6/30発売
新型のエンジンとトランスミッションを搭載させることでハイブリッド並みの燃費を実現させたデミオがいよいよ6/30にデビューする。
価格は140万円からで、現行のCVT搭載グレード13C-Vの1,285,000円と比較すると、115,000円高になる。
最低でも10%以上は燃費が向上してもらわなければ、一般的な走行距離では無駄な投資となってしまう。
だが、それは十分可能な数値であると考える。
現行13C-Vの10・15モード燃費は23.0km/L、これに対し新型デミオは30.0km/L。
カタログ値ではあるが、スカイアクティブ技術による燃費削減効果は23%という計算になる。
現行デミオの実燃費データの平均値は16.65km/Lとなっている。
新世代デミオはフィットハイブリッドの対抗馬となるか
スカイアクティブテクノロジーとは従来型のガソリンエンジンであるが、圧縮比14.0を実現させ燃焼効率を上げる技術である。
さらにアイドリングストップシステムi-Stopを備えた他、CVTや空力特性にも改善を加えた。
その結果、スカイアクティブ新型デミオの10・15モード燃費は30.0km/Lとなり、これはフィットハイブリッドと同じ値に並んだ。
スカイアクティブデミオは従来型エンジンの大幅改良により、コスト高になるニッケル水素蓄電池や電気モーターが必要なハイブリッドシステムを使わずして、同等の燃費性能を実現させることができたのだ。
フィットハイブリッドとのコストを比較
車体価格はフィットハイブリッドが1,590,000円に対し、スカイアクティブ デミオが1,400,000円。
燃費は同等と考えると、この車体価格の差19万円はかなり大きい。
ただし、室内の広さは、寸法的にはわずかにフィットが大きい。
ベースモデルのフィット13G、デミオ13Cの価格差は35,000円なので、それでも19万円の差はせいぜい15万円程度にしか縮まらない。
コストパフォーマンス的にはスカイアクティブ デミオが相当お買い得ということになる。
燃費性能が期待はずれにならないことを願う
フィットハイブリッドはカタログ燃費の数値こそ他のコンパクトカーを突き放しているが、ノーマルエンジンのフィットとの実用燃費の差は実際のところわずかでしかない。
ドライバーの実用燃費のデーターではフィット17.2km/Lに対して、フィットハイブリッドは18.6km/L。フィットのハイブリッドシステムは実用レベルで言えば、わずか約8%の燃費改善効果でしかないのだ。
実用燃費は実際に走らせているドライバーによるデータなので、まだ発売されていないスカイアクティブ デミオに関してはどれぐらいの数値になるのかわからない。
やはり、費用対効果で考えると10%の燃費削減効果を望みたいし、フィットハイブリッドの18.6km/Lという数値を超えることも一つの目標になるだろう。