マツダ次期ロータリー車はシリーズ式ハイブリッド、RX-9発売の可能性は

マツダ

マツダはロータリーエンジン開発を継続、2019年度内に市販車搭載予定

マツダでは次世代ロータリーエンジン車の開発が継続されており、これは2019年度内の市販車発売が目標となっている。

(写真はRX-VISION、東京モーターショー2015)
RX-VISION

マツダが最後に一般販売したロータリーエンジン搭載の市販車は、2012年に終了したRX-8にまで遡る。RX-8に搭載された13B-MSP型をベースに後継ロータリーエンジンの開発が進められることになり、その後、16X、SKYACTIV-Rと進化を遂げ、前回の東京モーターショー2015ではRX-VISONとしてコンセプトモデルの車体公開に至っている。

RX-VISION リアコンビネーションランプ マツダ RX-VISION

正統派スポーツクーペスタイルであるRX-VISONのルックスは、RX-7時代を彷彿とさせるものであった。これは最高出力400psクラスのハイブリッドパワートレインになるという予測もあったが、環境性能面で不利なロータリーエンジンの実情を思えば、ハイパフォーマンススポーツカーとしての市販化が相当難しいものであることは想像に難くない。

RX-9 RX-VISION

次世代ロータリー車は、デミオ RE レンジエクステンダーがベースか

一方でマツダは、デミオの車体をベースにしたEV車に、発電専用の330ccロータリーエンジンを搭載し、レンジエクステンダー方式によって航続距離を400kmにしたモデルを2013年の段階で技術発表している。2019年度内発売のロータリーエンジン車とは、RX-VISIONよりもむしろ、デミオ RE レンジエクステンダーがベースになっていると考えられる。

(写真はノート e-POWER)
ノート e-POWER エンジン

レンジエクステンダーは別名シリーズ式ハイブリッドとも呼ばれ、既に日産が1.2Lのレシプロエンジンを発電専用に使い、ノート e-POWERとして一般発売している。その売れ行きも好調だ。マツダの次世代ロータリー車は、ノート e-POWERの対抗となるようなモデルに仕上げられる可能性がある。

タイトルとURLをコピーしました