デミオおすすめグレード比較、13Cと13スカイアクティブ

マツダ

マイナーチェンジで走りが良くなったデミオのお薦めグレード

10・15モードでリッター30kmを達成したデミオ・13スカイアクティブが注目されているが、標準グレードの13Cと比較して車体価格が25万円以上も高いのは悩みどころ。
そんな、デミオのお奨めグレードを考えてみる。
スカイアクティブ・デミオ

スカイアクティブの実燃費は?

13スカイアクティブの高圧縮比エンジンは、高速巡航ではその実力を発揮するものの、市街地走行では従来型エンジンと大差ないというデータが出ている。
高速道路では19km/Lぐらいの実燃費を期待していいが、街乗りでは13km/L程度に落ち込む。
市街地走行では13Cと13スカイアクティブの差は、ほとんどないのが実情のようだ。
平均燃費を13スカイアクティブが16km/L、13Cは14km/Lとして、ガソリン価格をリッター150円で計算すると、走行1万キロあたりの差額は約1万3千円。
車両価格は13Cが114万9千円、13スカイアクティブが140万円。
となると、13Cと13スカイアクティブの車体価格の差額25万1千円をガソリン代で埋めるのは難しそうだ。
経済的には13Cが断然お薦めとなる。

加速感の薄いスカイアクティブの高圧縮比エンジン

13Cに採用されているZJ-VEエンジンは4ATとの組み合わせでも力不足を感じない。車重も軽く、加速や旋回性能は高い。
これに比べ13スカイアクティブはパワーが足りない。エンジンの幅広い回転域での力不足もあるし、車重も重い。CVTが搭載されているので、必要十分な加速はしてくれるものの、ZJ-VEと比較すれば燃費性能に重点をおいたセッティングである印象が強い。
ドライブを楽しむという意味でも、13Cがお薦めになる。

マイナーチェンジで走りが良くなった

今回のマイナーチェンジは13スカイアクティブの追加だけではない。
ボディーにも修正が入り、車体剛性がアップした。
車体の安定性が良くなり乗り心地は向上。運転もしやすくなっている。
これは、デミオ全グレード行われた改良で、13スカイアクティブだけでなく、従来エンジンが採用されている13Cでも同じく改良が加えられている。

お薦めは13C

自動車リサーチ的にお薦めは13Cとなる。
13スカイアクティブの燃費性能は素晴らしいが、高いお金を払ってまでして手に入れるべきものではない。
近い将来この低燃費エンジンが、デミオに標準化されるはずだ。
その時には低価格で買えるだろうから、高額な13スカイアクティブは、今は買うべきではないだろう。

自動車取得税が13スカイアクティブの方が9600円安くなるといった特典もあるが、総額と比較すれば微々たるもの。
このほかの税金、諸経費は差が無い。

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