MPVは在庫販売のみ、現在のところ後継モデルの設定は無し
マツダの3列シートミニバン、MPVが2016年3月中にも販売中止となる見込みだ。既に生産は終了しているようで、在庫分のみの販売に切り替わっている。
(写真はマツダMPV)
マツダは近い将来にすべてのミニバン車種を廃止していくと見られ、このMPVだけでなくプレマシー、ビアンテも次期モデルは開発されず、カタログ落ちとなる見込みだ。
今後はCX-で始まるクロスオーバーSUVモデルのラインアップを充実させ、これらに3列シート搭載モデルを設定することで、ミニバン需要に応えていくことになる。
(写真はCX-9)
特にMPVの後継モデルとされていたのが、昨年2015年11月にロサンゼルスオートショーで初公開されたCX-9である。既に2016年2月から広島の宇品第1工場にて生産がスタートしており、今春の北米発売に向けて準備が進められている。
CX-9は東京モーターショーで出品されなかった、日本発売は本当にあるのか
ただし、このCX-9が日本発売されるということはまだ決定事項では無いようだ。まず、ワールドプレミアとなったロサンゼルスオートショーと近い時期に開催された東京モーターショーではCX-9は出展されておらず、この段階ではCX-9の日本発売はあくまで可能性の一つに過ぎなかったと判断される。
また、正式発表されたCX-9のボディサイズも気になる。全長が5mオーバー、全幅も1969mmと2m近いサイズに仕上げられており、北米だけでなく日本で併売するモデルとしては大きすぎる。一回り小さい次期CX-7が開発中であるという情報もあったから、こちらが日本販売モデルの本命かもしれない。