マツダ・CX-5 ディーゼルハイブリッド、2020年の発売目標で開発中

マツダ

CX-5から搭載予定、新開発48Vディーゼルハイブリッド

マツダはディーゼルエンジンのSKYACTIV-Dをベースとしたハイブリッドシステムを独自に開発している。SUVモデルを中心に搭載されることとなり、まずは2020年のCX-5から導入されることが見込まれる。

(写真は現行CX-5)
CX-5

電動化技術で遅れていたマツダもハイブリッド独自開発へ、ガソリン、ディーゼル両方で

新開発ハイブリッドシステムは1モーター式となる見込み。バッテリー電圧は48Vを採用し、これはメルセデスベンツ・S450のハイブリッドシステムと同じである。例えばトヨタ・プリウスを代表とするシステムは207Vバッテリーが使用されているが、量産効果が小さい他メーカーが高電圧バッテリーを採用するのはコスト的に難しい状況となっている。

CX-5 リアコンビネーションランプ

電圧をやや下げた48Vシステムはローコスト化が可能であるが、モーター出力が弱く、いわゆるマイルドハイブリッドと呼ばれるものとなる。ただし、電動スーパーチャージャーとの相性が良いことが48Vシステムのメリットである。低回転域からの加速では、モーターと電動スーパーチャージャー双方のアシストが作用し、燃費性能の向上と力強い加速を得ることができる。燃費改善効果はモーターで1割、電動スーパーチャージャーで1割の合計2割程度が見込まれる。

(写真はSKYACTIV-HYBRID)
スカイアクティブハイブリッド エンジン

一方でガソリンエンジンをベースとしたハイブリッドシステムについては、これまでにトヨタから技術供与を受けたアクセラ SKYACTIV-HYBRIDが製品化されている。次世代ガソリンハイブリッドはマツダの独自開発となり、2018年度内の搭載モデル発売が予告されている。

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