アクセラの生産まもなく始まる、発売時期は想定より早まる
マツダは次期アクセラの生産を9月下旬にもスタートさせる見込みとなっている。従来予想よりも大幅に早く発売されることになりそうだ。
現行アクセラは2013年に発売された3代目モデル。前回2017年の東京モーターショーでは、次期アクセラのデザインスタディモデルとして魁(KAI)コンセプトが発表されており、近い将来のフルモデルチェンジが噂されていた。
KAIコンセプトで示されたのはマツダの次世代デザインである。従来のキャラクターラインによる表現法では、しっかりとした凹凸のキャラクターラインによって表情が作られた。次世代デザインでは直線的な主張が抑えられ、なだらかな曲面が主役となる。
一方で、ヘッドランプデザインはさらに鋭くなり、エレガントで柔らかさを感じるボディ曲面とは対照的となる。
新型アクセラにはスカイアクティブ Xを搭載
パワートレインでは新開発ガソリンエンジンのSKYACTIV-Xを搭載。マツダがSPCCI(Spark Controlled Compression Ignition)と呼んでいる圧縮着火技術が初めて実用化される。点火がスパークプラグによって行われることは古典的なガソリンエンジンと変わりないが、予め自然着火直前にまでガソリン混合気を圧縮させておくことで、点火後直ちに圧縮着火が発生する。燃焼がより瞬間的となることで、シャープなレスポンスと高い環境性能が実現する。
新型アクセラの生産は防府工場で行われ、発売時期は本年度内の2019年3月頃が見込まれる。