新型アテンザの納期は3ヶ月待ち、2.2Lディーゼルターボが人気

マツダ

フルモデルチェンジした新型アテンザが大人気

マツダ・新型アテンザの受注が予想を上回る勢いである。昨年2012年11月20日に行われたフルモデルチェンジ以降の約1ヶ月半における受注台数は8500台を突破しており、納期に遅れが出るほどの人気ぶりとなっている。

(写真は東京オートサロンに出展されたATENZA RACER2013)
アテンザ RACER2013

新型アテンザの人気グレードはディーゼルエンジン搭載のXD

新型アテンザは従来モデルから車格をアップさせ、車両価格は2.0Lの直4エンジン搭載のエントリーグレード20Sが250万円からという設定となっている。トヨタなら2.5L FRのマークXが244万円から、スバルであれば2.5L AWDのレガシィが243万6千円という値を付けるなか、この新型アテンザの価格設定は非常に強気とも言えるだろう。
ただし、売れ筋は更に上級グレードにあたるディーゼルターボエンジン搭載モデルのXDである。CX-5から搭載がはじまったスカイアクティブDの2.2Lは、従来のディーゼルエンジンよりも圧縮比を低く抑えていることが特徴で、このことは高額なNOx除去装置を使わずして環境基準をクリアさせることに成功した。
このXDグレードの車両価格は290万円からとなっているが、後々の燃料費の負担が少なくなることや、ディーゼルエンジンならではのトルクフルな走りに魅力を感じるユーザーから支持を得ており、全受注の8割を占めるまでになっている。

スカイアクティブD
低圧縮比により、エンジンパーツに従来ほどの強度が求められなくなったのもメリットの一つ。高回転域までスムーズに回る軽量ディーゼルエンジンが完成した。

2013年2月1日時点での新型アテンザの納期は、ディーゼルエンジン搭載モデルが3月末から4月以降とやや遅れが目立つ一方で、ガソリンエンジン搭載モデルは3月以降となっている。
ボディタイプごとではセダン4割、ワゴン6割の比率となっており、セダンが予想以上に売れているようである。

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