RXシリーズに3列シート装備モデルが追加、全長は5mに達する
レクサスRXの3列シートモデルが2017年夏に発売される見込みとなった。
レクサスの中型クロスオーバーSUVとしてラインアップされるRXシリーズであるが、2015年にはフルモデルチェンジを受けてリフレッシュされている。その発売当初から3列シート装備モデルの存在が噂されており、フルモデルチェンジから1年後のタイミングでの追加発売が予測されたが、これはまだ実現されていない。しかし、その計画は継続中で、今夏にも追加発売される見通しとなった。
新型RX450hLにロングホールベース化は盛り込まれず、リアオーバーハングをストレッチ
3列シートモデルはRX450hLと命名され、V6ハイブリッドモデルのRX450hにロングボディを示す“L”が付加される。全長は110mmのストレッチを受け5000mmに達するが、ロングホールベース化は盛り込まれない。つまりリアオーバーハングの延長により3列目シートの居住空間が確保されることになる。
ちなみに現行型のRXシリーズについては、下位にNXシリーズが加わったことにより、通常モデルについても先代型比で全長+120mmの大型化を果たしたばかりである。
他のパワートレイン搭載モデルとしてRX200tL、RX350Lが設定される可能性もあるが、日本発売されたとしても3列目シートモデルは用意されない見込みである。
中上級クラスのクロスオーバーSUVあるいはセダンにロングボディ版を設定する例は、大きなサイズのクルマを好む中国市場が台頭してきてから以降は非常に目立っている。日本市場においては整理されつつあるミニバン車種との代替が兼ねられており、一つのトレンドとも言えそうだ。