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次期インサイトの開発がキャンセル
ホンダのハイブリッドカー、インサイトの次期モデルに向けての開発が中止になった。
インサイトは、初代モデル(1999年~2006年)に続く2代目モデルが2009年にデビューした。しかしながら、その販売台数については、ファンの間でも問題視されるほどの不振ぶりが続いていた。
昨年2011年のマイナーチェンジでは、ライバルのプリウスの車格に近づけるべく、1.5Lハイブリッド搭載のエクスクルーシブを追加ラインアップした。しかしそれでも販売不振の状況を覆すことができずにいた。
近年のハイブリッド人気の中では稀に見る販売低迷を受け、ホンダはこのセグメントの次期モデルの販売をインサイト ブランドで展開することは困難と判断し、開発中止に踏み切った。
現行インサイトの販売は、まだこれからも続けられる。現行モデルの購入を検討しているユーザーに影響は無いだろう。ただし、不人気車ということで、インサイトの中古車が安値で取引されていることは確認しておきたい。これから新車のインサイトを買う人は、将来の下取り価格に期待はできないだろう。これから中古車のインサイトを買うなら、お買い得になるケースが増えるはずだ。
次世代IMAハイブリッドはフィットに搭載
次期インサイトは2014年の発売を目標に開発が進められていたのだが、そこで計画されていたのが、新型ハイブリッドシステムの投入である。現行エクスクルーシブの1.5L SOHCエンジンに、DOHCとアトキソンサイクルが与えられ、圧縮比は10.4から13.5にまで高められる予定であった。
次期インサイトの開発は中止となるものの、この新型ハイブリッドシステムについては開発が継続される。今後は、このシステムがフィットハイブリッド系統の車種に搭載され、JC08モード40km/L超の燃費性能で市販化される見込みだ。
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