フィットEVが2012年発売、ホンダの電気自動車の価格は?

ホンダ

ホンダの電気自動車、フィットEVを発売

フィットをベースに電気自動車化したフィットEVが2012年の夏頃発売予定になっている。
最高速度約144km/h、JC08モードでの航続距離210km。
日産・リーフが同条件で200kmであるから、それを超える航続距離を持つことになる。
床下に搭載される高性能リチウムイオンバッテリーは東芝製のSCiBで容量20kWh。
急速充電を使えば、わずか15分で全容量の80%、18分で95%の充電が可能になっている。
電力消費量に応じて「SPORT」「NORMAL」「ECON」の3つの走行モードを備え、ドライバーの好みに合わせた走行が可能だ。
専用リモコンが用意され、離れた場所でも充電状況の確認ができるほか、充電器に接続された状態でチャージボタンを押すと充電が開始されたり、クライメートボタンを押すと乗車前にあらかじめ空調を整えておくことが可能だ。
他社の電気自動車ではスマートフォンで管理する方法も提案されてきたが、フィットEVでは専用リモコンを備えることでより簡単に操作できるようになる。

フィットEVの日本での販売価格は未定だが、車格的にはリーフよりもボディが小さい車であるため、それを上回る価格にはならないはず。
アメリカでは月3万円程度でリース販売がされることが公式発表されている。
既にカリフォルニア州トーランス市やスタンフォード大学、Google、日本では埼玉県の公用車として納車されており、データ取りのための実証実験が開始されている。

フィットEVの実車が既に公開

フィットEV

フィット 電気自動車
写真は東京モーターショーで出展されたフィットEV。
左右の三角窓の下に充電口が用意されており、助手席側が専用電源による急速充電、運転席側は家庭用100V電源も使える普通充電に対応する。
運転席まわりなどは、コストを意識してかガソリン車のフィットに近い共通デザインが採用されている。
モーター出力は92kW、256Nm。
ボディサイズが一回り大きいリーフが80kW、280Nmであるから、フィットの方がパワー感もありキビキビとした走りになる。
これまで、電気自動車には消極的だったホンダではあるが、ついにこのフィットEVでEV市場に参入することになる。

タイトルとURLをコピーしました