CR-Zのフルモデルチェンジは2015年の東京モーターショーで発表か
ホンダのハイブリッドスポーツクーペ、CR-Zの次期モデルの開発が進められている。2015年の秋頃にデビューする計画となっており、同時期に開催される東京モーターショーで発表が行われると予想される。
現行CR-Zは2010年より販売されているモデル。1.5LのIMAハイブリッドを搭載し、ホンダのハイブリッドカーの中でも、いち早くリチウムイオンバッテリーを採用するなど先進的な部分もあった。しかし昨年2013年デビューのフィットハイブリッドに搭載された1.5LのスポーツハイブリッドiDCDの登場以降では、CR-Zは旧モデルの印象が強くなった。
現在のCR-Zの月間販売台数は2桁台に留まっており、特に2014年の消費税増税以降は販売台数を落としている。
次期CR-Zに搭載されるのは新開発の1.0Lターボハイブリッド、7速DCD
CR-Zの後継モデルに搭載されるのは新開発のハイブリッドシステムとなる。そのメインユニットには3気筒1.0LのVTEC-TURBOが採用される見込み。これにアシストモーターが内蔵の7速DCTのシステムが組み合わされたスポーツハイブリッドiDCDとなる見込み。
現行CR-Zの自動変速モデルはCVTであったから、よりスポーティなシフトチェンジが可能なDCTの採用は歓迎されるだろう。
現行世代の環境対策技術は、日系メーカーが先行してきたハイブリッドと、欧州系メーカーによるダウンサイジングターボの2タイプが大きな流れであった。次世代ではダウンサイジングターボエンジンにモーターアシストが加わったハイブリッドシステムが普及するとされており、ホンダでは次期CR-Zにおいて先行導入されることになる。