スズキ【エスクード】新型ビターラ発売予告、2022年初めフルモデルチェンジの可能性、日本発売はあるのか

エスクード

スズキは、新型ビターラ(日本名エスクード)を2022年初めに欧州発売することを予告した。新開発のストロングハイブリッドが搭載される。

エスクード

現行型エスクード

エスクードの生産拠点であるハンガリーのマジャールスズキでは、従来型の生産を終えている。国内でも輸入在庫分の販売を2021年9月に終了させており、販売ラインアップから消滅している状況だ。

スズキ エスクード

発売が予告された新型ビターラ欧州仕様が、フルモデルチェンジによる5代目モデルなのか、あるいは現行型をベースに新開発パワートレインを搭載させるだけなのかは、現在のところははっきりしていない。

エスクード ビターラ

欧州ビターラ 4代目モデル(2014年パリ発表)

新開発のストロングハイブリッド搭載ということになると、日本市場でも販売しやすい環境性能が満たされる可能性が高い。やはりハンガリーからの輸入モデルになるだろうが、日本発売も期待したいところだ。

エスクードの欧州仕様、新型ビターラに搭載されるストロングハイブリッドとは

欧州仕様ビターラに搭載される新開発ストロングハイブリッドは、AGS(オートギアシフト)を使った、スズキ独自開発のシステムになるとのこと。ちなみにスズキは、トヨタからハイブリッドシステムの供給を受けることを発表していたが、今回の新型ビターラはその対象では無いようだ。

ビターラ S リアコンビネーションランプ

スズキがこれまでにAGSと組み合わせたハイブリッドシステムは、出力10kWのMGU(モータージェネレーターユニット)を使ったものがあり、先代ソリオや現行スイフトに採用されてきた。新型ビターラでは、これを超える高出力なモーターを使ったシステムに仕上げられることが期待される。

スズキ 新型エスクード ビターラ

各国地域で環境規制が厳しくなっているが、特に欧州では罰金制度もスタートしている。スズキがラインアップするような普及価格帯のエンジン車は、ハイブリッド化によりCO2排出量を下げなければ、販売することが難しい状況だ。

スズキはこれまで48V式のマイルドハイブリッドの導入により、従来型ビターラやスイフトなどを欧州販売してきた。

エスクード/ビターラは欧州の事情で搭載エンジンが左右されてきた

従来型のエスクードおよび欧州ビターラは2015年に発売された4代目モデルであった。当初は、1.6L NAガソリンエンジンのM16A型が搭載されたが、2017年にK14C型の1.4L直噴ターボエンジン(ブースタージェットエンジン)搭載モデルがラインナップに追加された。その後、1.6Lモデルは廃止となっている。

ビターラ S 1.4Lターボエンジン エスクード

K14C型は2.0L NAガソリンエンジンクラスからのリプレイスに相当し、最高出力136PS、最大トルク21.4kgmのパフォーマンスに仕上げられた。従来M16A型の117PS/15.4 kgmから大幅なパフォーマンスアップを果たしながらも、排気量ダウンと環境性能を向上を実現してきた。

エスクードは、ビターラの車名でグローバル販売されており、特に生産地でもある欧州が主力マーケットである。当時、欧州でトレンドであったダウンサイジングターボによる環境対策が取られてきた。

新型ビターラでK14D型48Vマイルドハイブリッドは継続されるのか

新型エスクードも欧州の事情に大きく影響されることになりそうだ。最新の「Euro 6d」規制に対応するため、電動化は避けられない状況となっている。

VITARA HYBRID

VITARA HYBRID

従来型ビターラの欧州仕様は、2020年の段階でマイルドハイブリッド搭載モデルがデビューしている。前述の1.4LブースタージェットエンジンのK14C型をベースに、型式はK14D型に改められ、48VタイプのISGを搭載したマイルドハイブリッドシステムが搭載されてきた。

この新開発K14D型ハイブリッド導入からまだ日が浅いこともあり、新型ビターラでも、いくらかの改良を加えた上でキャリーオーバーされることが予想される。

新型S-CROSS

新型S-CROSS

K14D型48Vマイルドハイブリッドは、2021年11月にフルモデルチェンジ発表された新型S-CROSSで採用されることが明らかとなっている。

48V SHVS Mild Hybrid System | Suzuki

エスクード、フルモデルチェンジ後もマジャールスズキからの輸入モデル

エスクード シリーズは、スズキの中小型SUVとして1988年から販売されてきた。コンパクトな車体ながらも初代モデルから3代目モデルに渡っては、ラダーフレーム構造を取り入れた本格SUVとしてのラインアップであった。現行型の4代目モデルからはクロスオーバーSUVのニーズが高まる時代背景や、求められる環境性能が上がったこともあり、ラダーフレーム構造を廃した完全なモノコックボディへと軽量化され、車体構造的な方向性を大きく変えている。

エスクード フロントグリル

次期型5代目モデルでもこの流れは継続され、さらに電動パワートレインの導入で、CAFE規制が厳しくなる欧州での販売に適応した環境性能が与えられる。

エスクード リアコンビネーションランプ

新型もハンガリーのマジャールスズキで生産され、ここから日本へ輸入販売されることになるだろう。あくまで欧州市場が優先されることになる。

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