ジムニー【5ドア】ロング2023年発売予想、モデルチェンジ情報、予約納期が縮まらない理由

ジムニー

ジムニーロング 5ドア、2023年発売予想

現行型ジムニーの派生モデルとして「ジムニー 5ドア ロングボディ仕様」が計画中。2023年頃の追加発売が予想される。

ジムニー ロングボディ テスト車両

ジムニー ロングボディ テスト車両

ジムニーロングは通常ジムニーシエラからホイールベースが300mm延長されたモデルとなる。全長も300mm延長の3850mmということなので、前後オーバーハングを変えずに、ホイールベース延長のみでロングボディ化される。開発中のテスト車両の画像は3ドアであるが、ロングホイールベース化が実施されているのがわかる。

問題は、3ドアだけでなく5ドアも用意されるのか、日本発売されるのか、そして発売時期である。

ジムニーロング5ドア実現には、ハイブリッド化かEV化によるCO2排出量規制のクリアが必要

欧州向けジムニーは乗用車の販売停止中、CO2排出量規制がクリアできない

欧州向けジムニーについては、厳しくなるCO2排出量の規制をクリアすることができず、乗用車仕様の販売が停止されている。乗用車枠でジムニーの欧州販売を再開させるには、高性能なハイブリッドシステムか、あるいはEVパワートレインを搭載させる必要があるだろう。この課題は、ジムニーロングでも同じことであり、その達成が難しければ、英国ジムニーLCVのように商用車枠で販売されることになる。

現行型ジムニーの前身となるコンセプトカーは「EV」だった。詳しくは、
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ジムニーロング、3ドアの欧州での発売は可能性大

ジムニーロングは、欧州向けに3ドア仕様が発売される可能性は高いだろう。そしてこれは前述のCO2排出量の関係で二人乗りの商用車になることが考えられる。

欧州ジムニー ロングボディ テスト車両

ジムニー ロングボディ テスト車両

しかし、欧州向けの商用販売だけのために、ラダーフレーム構造に手を加えたロングホイールベース版まで用意するだろうか。

5人乗り5ドア仕様の乗用車としてのグローバル販売も視野に入れているはずで、そうなると環境対策パワートレインの搭載は必須となる。

ジムニーロング5ドア仕様を計画しているから、オーバーハングではなくホイールベースを300mmも延長させた

オーバーハングではなくホイールベースが300mmも延長されるということは、後席の乗り心地と居住性が重視された結果と考えられる。

この開発中のロングボディ版が商用車に限られ、ボディ後半は荷物の積載がメインになるというなら、ホイールベースについて多少の延長はあったとしても、リアオーバーハングで延長させたほうが合理的だ。ホイールベースの延長を抑えたほうが小回りも利くし、悪路走破性でも有利である。

300mmもロングホイールベース化されたボディの意味するところは、やはり、5ドアの乗用車が計画されているということだろう。

5ドア版ジムニーの計画無しなら、リアオーバーハング延長でも良かった

スズキは東京オートサロン2019でジムニーシエラ ピックアップ スタイルを発表していた。

ジムニー シエラ ピックアップ スタイル

ジムニー シエラ ピックアップ スタイル

これは通常ジムニーワイドより全長が300mm延長されていたが、ホイールベースに変更は無い。全長については、ジムニーロングのテスト車両と同じであるが、伸ばされた箇所が全く異なる。

ジムニー シエラ ピックアップ スタイル

ジムニー シエラ ピックアップ スタイル

このピックアップ スタイルのボディ後部は荷台であるが、このように2列目シートが無いか若しくは重視をしない設計であれば、リアオーバーハングを伸ばしたほうが都合が良い。

手間のかかるホイールベース延長を敢えてやったということになると、5ドア化、ハイブリッドかEVによる電動化、そして日本発売も視野に入ってくるというわけだ。

ジムニー5ドアロングボディ仕様、Googleストリートビュー掲載の真相

余談となるが、開発中の5ドアロングボディ仕様が、Googleのストリートビューで発見され話題となった。

偽装無しの状態で、三重県鈴鹿市内を走行するジムニー5ドアロングボディ仕様であるが、その前後のコマでは、同色の3ドアジムニー通常モデルの画像が確認できる。つまり、この5ドア仕様はGoogleストリートビューが偶然に生み出した合成写真というわけだ。

よく見ると窓から見える運転席と後席に座っている方は、同一人物のようであるし、後席ドアバイザー前方が欠落している。リムジンに迫るような長すぎるホイールベースも現実離れしている。

ジムニーロング5ドア発売の実現には、湖西工場の負担減が必要

欧州向けジムニー販売停止で増やすことができた、国内向けの生産台数

現行型ジムニーは、発売当初は静岡県の湖西工場にて、国内向けと欧州向けが生産されてきた。現在は、欧州向けは乗用車仕様の販売が停止中。また、湖西工場では、ジムニーLCVの生産も行われていると思われるが、予定台数は非常に少ないようだ。

ジムニー 2シーター

ジムニー 2シーター 貨物車 欧州仕様

欧州向けのジムニーシリーズの生産は基本的には大幅減ということになり、湖西工場における国内向けジムニーの生産割り当て台数は増やされてきた。フルモデルチェンジ当初のジムニー、ジムニーシエラを合わせて約1350台規模であった月間販売計画は、5000台規模にまで拡大された。

ただし、直近では半導体不足による生産調整のため減らされた。

マルチ・スズキでもジムニーの生産スタート

さらにグローバルに目を向けると、インドの現地工場であるマルチ・スズキで、ジムニーシエラ日本仕様と同等モデルの生産がスタートしている。

ジムニー インド生産

スズキの発表によると、マルチ・スズキでのジムニーの生産は中南米、中東、アフリカなどに向けているとしている。将来的に欧州向けもマルチ・スズキで生産されることになれば、湖西工場のさらなる負担軽減が期待される。国内向けジムニー、ジムニーシエラの納期短縮にも繋がるし、ジムニーロングを生産する余裕も出てくるだろう。

ジムニーロングの発売時期にマイナス材料、半導体不足による生産調整で通常モデルの納期が縮まらない

現行型ジムニーおよびジムニーシエラは発売時の好受注に始まり、コロナによる生産減を経て、最近では半導体不足による生産調整を強いられている。納期が縮まらない状況が続いているのだ。

JIMNY

現在のところ、オーダーの際に言い渡される納期としては1年前後の期間が多いようだが、実際にはそれより相当に早く納車されるケースもある。正確な納車時期が読めないというのが実情だろう。このような現行モデルの対応で手一杯の状況では、派生モデルであるジムニーロングの発売は後回しにされそうである。

しかし、海外向けの派生モデルが2021年夏に複数の市場でデビューしている。英国向けのジムニーLCVもその一つである。

ジムニーロングの発売に好影響か、英国向けジムニーLCVが発売、派生モデルが追加される段階になった

LCVは「Light Commercial Vehicle」の略で小型商用車を意味する。欧州ではCO2排出量規制の関係で乗用タイプのジムニーが販売停止となっているが、規制の緩い商用車の枠で新たに発売されたのがジムニーLCVである。シート配列は前席のみの二人乗り仕様で、後ろの広いラゲッジとは格子状の金網で仕切られる。

JIMNY LCV

JIMNY LCV

残念ながらジムニーLCVが日本発売される予定はない。ただし、通常ジムニーの納期が縮まらない状況下においても、派生モデルを出していく姿勢が見られたのは、ジムニーロング発売に向けてのプラス材料と言えそうだ。

ジムニー【一部改良】、全車オートライト対応など

さて、直近の国内向けには、軽四輪駆動車「ジムニー」、小型四輪駆動車「ジムニー シエラ」を一部仕様変更し、2021年10月20日より発売となる。

ジムニー XC

ジムニー XC

今回の一部仕様変更では、スズキセーフティサポート非装着車にもオートライトシステムが搭載されたほか、4AT車に停車時アイドリングストップシステムが追加された。また、「ジムニー」にスペアタイヤロアカバーが追加された。

ジムニー XL

ジムニー XL

消費税込みメーカー希望小売価格は、ジムニーが1,485,000~1,903,000円。ジムニーシエラが1,793,000~2,084,500円に設定される。

ジムニー シエラ JC

ジムニー シエラ JC

現行型の4代目ジムニーシリーズは、2018年のフルモデルチェンジ発売以来、長期間の納車待ちが常態化している。一部改良のタイミングで公表された国内販売目標台数は「ジムニー」15,000台、「ジムニー シエラ」1,200台としている。

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