ミライースが再び燃費性能ナンバーワンに、イーステクノロジーを改良
2014年7月9日、ダイハツはミライースを改良し販売をスタートさせた。JC08モード燃費は35.2km/Lを達成し、ハイブリッド車を除く全ガソリン車で燃費性能首位となった。
今回のミライースの改良は、パワートレイン、空力特性、エネルギーマネジメントの3分野に及ぶ。中でもパワートレインの改良では、圧縮比を従来型の11.3から新型12.2に高めることに成功。高圧縮比化によるノッキング対策としてはアトキンソンサイクル化に加え、デュアルインジェクタが採用されている。この新型エンジンはムーヴ、タントなど他車種への展開が予想される。
コストアップとなりそうだが車両価格は据え置きで、廉価モデルで76万6286円から。
また、JC08モード燃費32.2の4WDモデルを含めて全グレードがエコカー減税100%の免税対象となる。
ダイハツの新型ミライースがアルトエコの燃費性能を超えた、スズキの対抗策にも注目
ミライースはダイハツの燃費フラグシップモデルとして2011年9月に登場し、初期モデルのJC08モード燃費は30.0km/Lであった。その後、スズキ・アルトエコとの燃費競争となり、今回はアルトエコのJC08モード燃費35.0km/Lを僅かに凌ぐ燃費性能が与えられた。
ガソリン価格の高騰でレギュラー1リットルあたり170円台にも突入しようとするなか、燃費首位であることは販売面でプラスとなりそうだ。今後はスズキが対抗策としてアルトエコを改良し燃費首位を奪還することが予想され、この動きにも注目していきたい。