ダイハツ・ミラは2017年にフルモデルチェンジ、2016年秋計画から延期

ダイハツ

ミラ次期型発売は2017年に、燃費特化型ベーシック軽自動車

ダイハツ・ミラのフルモデルチェンジについて以前のレポートでは、2016年9月になると書いたが、このスケジュールは延期となっている。新たな発売日は2017年後半以降ということになりそうだ。

(写真はD-baseコンセプト)
D-base ミライース

ダイハツは2015年の東京モーターショーで、次期ミラを予告するD-baseコンセプトを出展していた。ミラおよびミライースを統合する燃費特化型の軽自動車ということで、次世代ミラシリーズの未来像を見ることができた。

D-base ミライース ダイハツ ミライース後継コンセプト D-base

一方で、トヨタと提携関係にあるダイハツは、従来のbB、クーン、ラクティス、トレジアを統合する新型コンパクトトールワゴンの登録車を2016年内にも発売させる計画となっている。こちらはダイハツ、トヨタ、スバルの3つのブランドで販売されるモデルとなり、販売台数が多くなることが予想される。

ミライース D-base ダイハツ ミライース D-base ダイハツ バックウィンドウ

また軽自動車部門では、新型車のムーヴキャンバスを発売したばかりとなっており、このタイミングでさらに主力車のミラをフルモデルチェンジさせる余裕がダイハツには無いというのが、おそらく延期となった理由と想像する。

D-base ダイハツ インテリア

ミラハイブリッド、ダイハツ軽自動車にハイブリッドシステム導入の期待

ただし、新型ミラ発売までの開発期間が約1年延長されるという意味では、歓迎すべきかもしれない。三菱自動車、スズキの燃費不正問題以降、やや燃費競争がトーンダウンした印象もあるが、依然各自動車メーカーとも次世代技術の開発に向けて意欲的だ。

特に軽自動車セグメントにおいては、スズキのみがハイブリッドシステムを商品化しており、燃費性能において他社の追従を許さない状況となっている。これを打開するためにも開発期間が延長された次期ミラにはハイブリッドシステムの導入を期待したい。

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