ダイハツ・ミラのフルモデルチェンジ計画、ミライース統合で正常進化
ダイハツのベーシック軽自動車、ミラがフルモデルチェンジされ2017年秋に発売される見込みとなっている。
現行ミラは2006年から販売される非常に古いモデルである。2011年には燃費特化の派生モデルとしてミライースが発売されており、以降こちらが販売のメインとなる。そのミライースも販売期間5年を超え、フルモデルチェンジのタイミングに来ている。2015年の東京モーターショーでは次期ミラ シリーズを予告するD-baseコンセプトが発表されていたが、これが二年越しで市販化されることになる。
ラインアップ上の車名としては、ミライースは廃止され、本家のミラに統合される形となるだろう。
次期ミラの燃費性能、安全運転支援システム、いずれもスズキのほうが優れるのか?
一方でライバル、スズキ・アルトは2014年12月に新開発プラットフォームを採用することで大幅な軽量化を実現し、燃費性能を上げてきた。さらにスズキにはS-エネチャージとして軽自動車向けハイブリッドシステムをいつでもアルトに搭載できるところまできており、燃費性能という一面においてはダイハツはスズキに太刀打ちできない状況となっている。
こういったなか次期ミラでは一層の燃費性能の向上が求められるが、商品力アップのもう一つの柱として安全運転支援システムの拡充が計画されている。これは具体的にはスマートアシストⅢの採用ということになるだろう。ただし、こちらも実はスズキのデュアルカメラブレーキサポートの方が高性能という見方もあり、アルトへの採用拡大が予想される。