新型キャンバスがダイハツよりデビュー、ムーヴがベースのスライドドア版
ダイハツから新型軽自動車、ムーヴ キャンバスが2016年9月7日に発売となった。
ダイハツは昨年の東京モーターショー2015でコンセプトカーのHINATAを発表していた。その市販型が今回の新型車、ムーヴキャンバスということになる。車両価格は118万8000円からに設定される。
HINATAではあまり感じなかったが、市販モデルのキャンバスから受ける印象はツートーンのカラーリングが特徴的で、フォルクスワーゲン・バスを連想させる。顧客ターゲットは女性と明言されており、初代タントを思い出させる丸みのあるヘッドランプもあり、親しみやすい表情に仕上がった。
ムーヴキャンバスの登場でコンテは近いうちに販売終了となる見込み
ムーヴ キャンバスは一見するとタントのニューモデルという雰囲気もあるわけだが、その全高は1655mmに収まっている。タントが1750mm、ムーヴが1630mmというなかでは、やはりムーヴがベースであることには違いないようだ。
実は全高1.7m未満の軽自動車で両側スライドを装備するのはこのムーヴキャンバスが初となる。タントのような助手席側ピラーレス構造こそ無いが、これは車体剛性という視点ではプラスとなるはず。重心もムーヴ並となれば、走行安定性に不安を感じることも少なくなりそうだ。
ムーヴ キャンバスのJC08モード燃費は、28.6km/Lとなる。ムーヴが31.0km/L、タントが28.0km/Lというなかでは妥当なところか。
また、ムーヴ キャンバスはムーヴ コンテの後継モデルというポジションも与えられている。リアドア形式はキャンバスが両側スライドドア、コンテがヒンジドアと異なるが、いずれもムーヴがベースの派生モデル。現在のところ、コンテの販売は継続されているが、近いうちに販売終了となる見込みだ。